内容説明
将来のキャリアを意識した大学の選び方、受験勉強の仕方、大学での学び方とは?就活を有利にするのは留学でも資格でもない!数々のデータから読み解く「大学で何を学ぶか」。
目次
はじめに 大きくなったら何になりたい?
第1章 「働く」ことの5W2H
第2章 何のために勉強するのか―可能性を広げる教育
第3章 進路選択に向き合うとき
第4章 学び方が変わる―大学入学準備講座
第5章 本当に身につけるべき「チカラ」とは
著者等紹介
浦坂純子[ウラサカジュンコ]
大阪府生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。現在、同志社大学社会学部産業関係学科准教授。労働市場の流動化を背景に、労働者が生涯にわたって様々な移動を繰り返しつつ持続的にキャリアを形成する過程を、学校、企業、創業、インターバルなどのキャリアステージを拠点に分析し、社会における適材適所の達成を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
47
この本は5W2Hをベースに説明されている1冊。when(働く期間と時間)「労働基準法」で、週40時間を超えてはいけない。1年で2000時間。実際はもう少ない1807時間。65歳まで43年1800時間働くと一生で7万7400時間日数でいうと3225日9年働くと言うこと。who(失業と非労働力状態)「働く意思や能力」がある人を「労働力人口」、「働く意思や能力」がない人を「非労働力人口」といい、実際に働いている人を「就業」状態。働いていない場合「失業」状態となる。本書で全体で3%つまり257万人の人が失業状態。2019/09/18
mitei
41
ちょっと文中の関西弁が耳?につくが高校時代に今後の進路を考える際に大事な本になってたなぁと思う。2011/10/19
柊
8
高卒よりも大卒の方が就職の門戸が広いのは確か。でもそのためだけに四年と四百万を使う価値があるのかと、その辺は個々人の価値観によるところ。勉強っていうのは必要不要関係なく(だってどうせそんなの分からんし)とりあえずやっとくと吉。他にやりたいことがあるならいいけど、多くの人はそんなの無い。だからのちのち潰しがきいて暇つぶしになる勉強をできる時にしておいたほうがいいってこと。結論、大学に行かなくても、勉強をしなくても別にいいと思う。現時点においてすでに明確なルートを見定められているのなら、の話だけど。2019/04/04
ゆら子
5
データが曖昧。たとえば、学歴=チカラの持ちようなら、文系三教科受験の人の、大学名を公表するべき。また、最終的には大学生へのお説教、みたいな話になって、筆者が大学生に対して優越感を感じている気がした。具体例が少なく、その分データや引用が多いけれど、今一つつかみにくい。 人にはそれぞれの生き方があって、一番大切なのは、どんな生き方であっても、その人が幸せで、その人の周りの人も幸せになれるような環境があればいいんじゃないかな。 しょっぱなに「将来の夢なんて実現できる人は稀、できないと思ったら大人の始まり」的2013/03/08
nagy
5
近視眼的になったかもしれないわたしに眼鏡をかけてくれた。2011/05/01