内容説明
憲法は大切?新しい憲法が必要?でも、肝心なことを忘れていませんか?憲法は、僕たち一人ひとりが「使う」もの!著者目線で考える等身大の新しい憲法論。
目次
序 たくさん憲法について学んでも、肝心なことは教わっていない!
第1章 憲法の楽しみ方教えます!―「緊迫した攻防」のルール
第2章 国家が敵になるとき―目の前で痴漢が捕まったら
第3章 憲法の使い方―国民ができること・すべきこと
第4章 憲法の人間像―僕たちはどうあるべきか
終章 九条改正を考えよう!―一八歳、国民投票に向けて
著者等紹介
田村理[タムラオサム]
1965年新潟県柏崎市生まれ。憲法学者。明治大学法学部卒業。一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。福島大学行政社会学部助教授、専修大学法学部助教授を経て、2007年から専修大学法学部教授。“学問は遊び”をモットーに、憲法の思想や制度が、生身の人々にどう受けとめられたのか、受けとめられるべきなのかを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takeapple
6
平和主義より立憲主義。何より立憲主義こそが憲法学の肝である。「それでもボクはやってない」も「救命病棟24時第3シーズン」も見てみましょう。自律した市民を育てることがまさに大事なんだね。それにしても櫻井よしこの著書やを勧められてもねと思うなあ、そこだけが難点か。2020/10/13
ステビア
4
かなりの良著と思う。おすすめ2013/07/15
takashi1982
3
プリマー新書と言うことで、高校生あたりを対象にしている。前半部分では憲法の核心を「立憲主義」におくというオーソドックスなモノ。しかし、ここでの説明は極めて重要だろう。後半からは、憲法の期待する人間像を軸に話をしているが、そうなると憲法学と言うよりもかなり規範理論に近い話になる。フォーカスがぼやけた印象を受けるのもその為で、このあたりは好みが分かれそうだ。(そのあたりを考えるのなら同じく新書から出ている佐々木毅の著作がよい)。とはいえ、中盤部分までは文句なしに初めて憲法を知る人に薦められる。2009/07/26
numainu
1
評価B2014/07/12
くどちゃん
1
バリバリの立憲主義者・田村理の本。高校生や中学生を対象にしていることもあって、授業でつかえるかな、と。「それでも僕はやってない」を見なきゃと思った。2010/06/30