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ちくまプリマー新書
和算を楽しむ

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  • サイズ 新書判/ページ数 110p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480687470
  • NDC分類 419.1
  • Cコード C0241

内容説明

明治のはじめまで、西洋よりも高度な日本独自の数学があった。殿様から庶民まで、誰もが日常で使い、遊戯として楽しんだ和算。その魅力と歴史を紹介。

目次

第1章 聖徳太子の時代に数学は伝わった
第2章 戦国時代の数学
第3章 数学塾の登場と活躍の場を広げた数学者たち
第4章 ベストセラー『塵却記』と吉田光由
第5章 高度になっていく数学
第6章 関孝和と関流の数学者たち
第7章 遊びとしての数学
第8章 旅を楽しみ、地方に数学を広めた「遊歴算家」
第9章 明治時代の和算家

著者等紹介

佐藤健一[サトウケンイチ]
1938年満州(現中国東北部)生まれ。1962年東京理科大学理学部数学科卒業。明治大学中野八王子中学・高等学校教頭を経て、国士舘大学非常勤講師。(財)日本私学教育研究所研究員。日本数学史学会会長。和算研究所理事長。日本数学協会理事。趣味の卓球は日本卓球協会5段の腕前で、国際卓球連盟公認国際審判員、日本卓球協会上級公認審判員などの資格も持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Misa

3
天地明察を読んで、日本の数学をかじってみようかと思ってしまったのがきっかけ。入門書ということでしたが、読み終えるまでに2回眠りに落ちました。和算の歴史や、江戸時代に庶民の生活と遊びに根づいていたことはよくわかりましたが、私と数学の相性は今もって最悪なのだということを忘れてはいけませんでした。そこで、次は和算の絵本にレベルを下げます。2012/01/20

脳疣沼

1
昔の日本人は和算を勉強としてではなく、単にパズルとして楽しみ、遊んでいたという。数学なんてなんの役にも立たない時代だったからこそ、強制的に勉強させられることもなく、気楽に楽しめたのだろう。本書には和算の簡単な問題がいくつか収録されているが、その解き方はとても面白い。あぁ、こんな解き方が出来るのかあと感心した。受験数学でパターンを暗記する形でしか、数学と触れ合えなかった数学音痴の私には新鮮だった。ちなみに和算は当時の数学としては世界的に見ても優れていたとのこと。数学の能力は人種に関係ない普遍的なものらしい。2014/04/22

森下なづな

0
タイトルから、問題集かと思っていたが、人物列伝といった趣き。関先生しか存じ上げなかったが、この人のチートっぷりを改めて知った次第。2014/10/19

hazama

0
百川治兵衛の項があるのは入門書としては珍しい。さらっと読めていいね。この新書は初読み。2010/08/26

ぽった

0
和算の文化はすごい。2020/12/15

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