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ちくまプリマー新書
思春期のこころ

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  • サイズ 新書判/ページ数 174p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480687418
  • NDC分類 371.47
  • Cコード C0237

内容説明

少年事件は本当に凶悪化しているのか?なぜ子どもたちはイライラするのか?どこまで自主性に任せ、どこから介入すべきか?ゆれる心の根本を知る、親子で読める入門書。

目次

第1章 思春期とは何だろう?
第2章 自意識と引きこもり
第3章 思春期の人間関係
第4章 いじめ
第5章 青年期の反社会性
第6章 少年犯罪の実際
第7章 メディアの影響

著者等紹介

大渕憲一[オオブチケンイチ]
1950年秋田県生まれ。東北大学文学部卒。77年同博士課程中退。96年学位取得(文学博士)。大阪教育大学助教授、東北大学教授を経て、同大学院文学研究科教授。専門は社会心理学。特に、人間の攻撃性と紛争解決の心理的解析を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

20
少女に対する考察がやや偏っている気もしたが、心理学的な知識が整理できた。芽生えてきた自意識と欲求がうまく受容されないジレンマが、社会との軋轢を生むのだと論理的に理解できた。2014/01/21

ゆう。

9
前半は思春期とは何か、また思春期の心の特徴などを述べています。後半は、思春期に至る中で社会に適応できない子どもたちの問題=いじめ、非行等について述べています。著者は慎重には扱っていますが、後半部分のいじめの定義があいまいであったり、非行(窃盗から殺人まで)の問題を、発達障害や精神障害で説明している部分は、圧倒的多数が反社会的行為に至らない事実を考えると、問題を正しく理解する上では少々疑問に感じました。すべてをうのみにしてはならないと思いましたが、学ぶことのできた本でもありました。2014/09/20

calaf

9
日本国内で暮らし、マスコミの報道等を見ていると、子供の犯罪が多発しているという印象を受けるかもしれませんが、世界中から見ると子供の犯罪率は最低。そしてその犯罪率も、統計的には増えていない。ただし、理解できない犯罪が増えている傾向はあるのかもしれない。また、子供の世界でのいじめは、日本は世界的にみても高い。...いろいろ印象とは異なる面がありますねぇ...2012/05/14

Shin

3
本を1冊で思春期の子どものことが全て分かるとは思わないが、入門書を読んで学者から専門用語を紹介してもらうことで、論理的に整理することは有益なことだ。 思春期はどのような時期なのか、まず最初に言えることは自意識が高まる時期なのだということだ。自意識の高まりによって、人はそれまでの保護されていた世界から、1人の一個人としての社会へ歩み出す。それは自己確立に必要なことであるし、社会に出ることで人は大人になる。思春期に起こる様々な問題は、この子どもの世界と大人の世界の狭間で起こる彼ら彼女らの「もがき」なのだ。2020/02/19

nom

1
読みやすかった。思春期の時期の心の動きに関しての解説。2013/10/22

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