内容説明
現代は環境も病気も複雑。部分だけ治しても、根本の改善にはならない。全体のバランスを考える漢方で、きょうから心身をリフレッシュ。
目次
第1章 なぜ、からだの調子が悪くなるのか?
第2章 からだは変わらないのに生活習慣と環境がこれだけ変わった
第3章 病気を治すのは自分の生命力
第4章 部分を見る西洋医学、全体で考える漢方
第5章 君はどの体質?
第6章 からだは食べものでできている
第7章 漢方思考で考えれば悩みもなくなる
第8章 「漢方的スローライフ」実践編
著者等紹介
幸井俊高[コウイトシタカ]
1960年大阪生まれ。東京大学薬学部卒業。北京中医薬大学卒業。ジョージ・ワシントン大学経営大学院修了。1998年、中国政府より中医師の認定を受け、日本人として18人目の中医師となる。漢方「幸福薬局」代表。北京中医薬大学日本校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タルシル📖ヨムノスキー
21
中医学を学び漢方薬局を経営する著者が、漢方とは、東洋医学とは何かをわかりやすく解説した本。まず「人間の身体は5万年前からほぼ変わっていないのに、生活環境はここ数十年で激変した」という話に納得。そりゃー体調も崩すよね。その後西洋医学と東洋医学の大まかな歴史と考え方の違い。そして体調を崩す4つの原因。体調を崩しやすい体質が5つ紹介されている。そのあと体質を変えるためにどんな漢方が効くのかという話になるのかと思いきや、結論は体質を改善するために最も大切なのは食生活。具体的には野菜多めの和食が基本なのだそうな。2023/04/20
〇まる〇
3
西洋医学と東洋医学の長所と短所。 どちらかを否定するでも、肯定するでもなくて、必要な時に必要な医療を選択すればいいんだなぁと思いました。 2015/03/04
takeapple
2
自分にとっては当たり前のことだけれど、娘に読ませたいなあと思って読んでみた。わかっているはずだったけれど、日々流されて実践できていないこと、忘れていることがあった。だから近ごろ不調なのかも知れない。ただ、この著者の漢方薬局には行ってみたいなあ。2010/06/26
からし
2
つかみには良い本。わかりやすい。生活や暮らしに近いのは東洋医学のほうかな。体質に合わせた具体的なレシピが知りたくなった。2017/02/28
bootosen
1
最近は科学的に解明されて体に良い食品悪い食品が分かるようになった。なったのは良いが、研究者によって意見が違う事も多い。じゃがいもは良いとか悪いとか…。そんな時にこの本を読んだ。私の中で混乱した部分がしっくりきた。そもそも東洋と西洋の考え方が違ったのだった。漢方の入門書といった形の本。中高生でも読めるように簡潔に書いてあるので良い。もう少し漢方を知ってみようと思う。2019/06/24