ちくまプリマー新書
数え方でみがく日本語

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  • サイズ 新書判/ページ数 159p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480687180
  • NDC分類 815.2
  • Cコード C0281

内容説明

なぜチャンスは一回ではなく一度?どれくらい細いものから一本と数える?学年「一個上」は正しい?雑学ではなく、数え方を通して日本語のものの捉え方を知る本。

目次

第1章 数え方って何?
第2章 世界のことばの数え方
第3章 数え方はどう身につける?
第4章 使いこなそう、基本の数え方
第5章 腕試し!数え方練習帳
第6章 数え方で知る昔の暮らし

著者等紹介

飯田朝子[イイダアサコ]
1969年東京都生まれ。東京女子大学文理学部英米文学科卒業。慶応義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻修士課程修了。1999年東京大学大学院人文社会系研究科言語学専門分野博士課程修了。博士論文「日本語主要助数詞の意味と用法」で博士号(文学)取得。専門は言語学。日本語や英語の語彙の意味記述を中心に研究している。慶応義塾大学・聖心女子大学非常勤講師を経て、中央大学商学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タルシル📖ヨムノスキー

21
ものの数え方を専門的には助数詞と言うらしい。この本は簡単そうで難しいものの数え方の意味や違い、使い方などをわかりやすく解説してくれる。ものの数え方というとメディアでは「たんすは何と数えますか?」みたいな雑学的な扱いをされるけれど、著者は本書の中で「数え方は雑学ではなく、ものの捉え方の体系である」と語っている。そう、数え方の中には実に様々な情報が含まれている。例えば犬は、「匹」と「頭」という数え方をするけれど、これで大体の大きさが想像できる。だから間違った数え方をしている人には違和感を感じるのね。なるほど。2023/02/16

Yohei

9
数え方はただの雑学ではなく、私達のものの捉え方の体系であるという筆者の考えが伝わってくる内容。他言語との比較や昔の日本の生活紹介など、読みやすい割りに豊富な内容でした。2019/02/09

みどるん

4
自然に身につけている助数詞。改めて分析されると、日本人の物の捉え方が見えてくる。物のどの特徴に着目するかで数え方は生まれた。だから助数詞だけでイメージが掴めるという不思議に気付く。数え方を知ることは文化を知ることなので各国の視点の違いも楽しい。2014/12/17

かりんとー

2
再読。2017/03/05

michi44

2
数につける助数詞。例えば「家」を数える時、「軒」「戸」「棟」の使い分けの定義、背景などを簡潔明瞭に解説してくれます。日本には500以上の助数詞があり日常生活でごく自然に使っている物だけでなく、実は誤用していたり、時代と共に使わなくなった物など、多くの実例を出して紹介してます。外国語との違いも興味深く面白いです。日本語の言葉の捉え方の深さを知る一冊です。 缶コーヒーは「一本」飲んだあとの空き缶は「一個」 人間は「一人or一名」では「桃太郎」に出てくる鬼は「一匹」「一人」どちらでしょうか? 2016/06/09

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