ちくま文庫<br> 五・一五事件―橘孝三郎と愛郷塾の軌跡

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五・一五事件―橘孝三郎と愛郷塾の軌跡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480435873
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0121

出版社内容情報

農村指導者・橘孝三郎はなぜ五・一五事件に参加したのか。事件後、民衆は彼らを熱狂的に支持した。貧困が生み出した歴史の教訓とは。解説 長山靖生

内容説明

1932年、海軍青年将校らが起こした5・15事件。犬養首相射殺のほかに農村有志による変電所襲撃も決行され、その指導者は橘孝三郎。農村の改良活動を実践していた橘は、テロへと突き進んでいった。農村と都市の格差のなか、民衆は青年将校たちの減刑を叫んだ。しかし事件は戦争突入への序曲となる…。昭和の転換点を橘孝三郎ら農村の視点からとらえた名著文庫化。

目次

1 一高を去る
2 兄弟村
3 愛郷会
4 パニック
5 満州事変前後
6 決行者たち
7 五月十五日
8 人身御供

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年、北海道生まれ。同志社大学文学部卒業。日本近代史、とくに昭和史の実証的研究を志し、歴史の中に埋もれた事件・人物のルポルタージュを心がける。個人誌「昭和史講座」を中心とする一連の昭和史研究で菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

石橋

3
彼が作った農本主義コミュニティは、結局インテリ層の夢想に過ぎなかった気がする。社会主義の理想論と、その社会主義者が救おうとする労働者との乖離。「救いたい」という思想がそもそも最初から道を隔てているのかも知れぬ。2020/01/28

keint

3
五・一五事件を農本主義者橘孝三郎の視点から描いている。 昭和恐慌による農村の貧窮や五・一五事件を実行した青年将校への嘆願運動が民衆をファシズムに方向づけるきっかけになったと感じた。 事件前の昭和初期はむしろ反ファシズム的な風潮が強かったことは以外だった。 農本主義については戦後は断絶しているが、この時代の農本主義者や思想家の思想は現代でも通じるところがある。2019/07/15

iceman

2
橘孝三郎とはどんな人だったのか?を知りたくて読みました。昭和7年当時の日本はどんな状況だったのか? 515事件になぜ農民が加わっていたのか? なぜ減刑運動が起こったのか? どの様にして政党政治から軍部政権へと変わったのか? 様々な影響を与えた515事件 日本が変わって行く様子がよくわかりました。2022/01/03

路傍ニャンコ

1
爆弾を買う金で貧困農家に募金すればいいのに。 農閑期、彼の実家に手伝いに来ていた小作人の手癖が悪いと語ってたが給料が少なかったのでは? 「人はパンだけで生きられない」は「パンは不要」じゃないんだよね。精神論が危険なのは当事者の立場を無視して理想を押し付ける事だから。 正論を実現する為には具体的な方法を示さなきゃ絵に描いた餅。 でも、橘氏の様な理想主義者は遍く「おいらの主張を理解しない人=無知」にカテゴライズされる。 対話なくして、或いは当事者を置き去りにした支援者ほど迷惑なものはない。 2020/08/13

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