ちくま文庫<br> ねにもつタイプ

個数:
電子版価格
¥605
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

ちくま文庫
ねにもつタイプ

  • 岸本 佐知子【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 筑摩書房(2010/01発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 12pt
  • ウェブストアに5冊在庫がございます。(2024年05月03日 17時28分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480426734
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

内容は後日登録

内容説明

コアラの鼻の材質。郵便局での決闘。ちょんまげの起源。新たなるオリンピック競技の提案。「ホッホグルグル」の謎。パン屋さんとの文通。矢吹ジョーの口から出るものの正体。「猫マッサージ屋」開業の野望。バンドエイドとの正しい闘い方―。奇想、妄想たくましく、リズミカルな名文で綴るエッセイ集。読んでも一ミクロンの役にも立たず、教養もいっさい増えないこと請け合いです。

目次

ニグのこと
マシン
星人
馬鹿と高いところ
じんかん
△△山の思い出
ゾンビ町の顛末
郵便局にて
ぜっこうまる
ニュー・ビジネス〔ほか〕

著者等紹介

岸本佐知子[キシモトサチコ]
1960年生まれ。上智大学文学部英文学科卒。洋酒メーカー宣伝部勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風眠

236
言葉の選択に対して、様々な方向から考える翻訳者という職業柄か、今、目の前で起こっている出来事や、過去に経験した事を、いろいろな方向から見て、思い出して、時に妄想も入りながら、考えることができる人なんだなと感じた。たとえ妄想であっても、考えを広げて、いちいち驚いたり怒ったりしながらも、こんなにも笑える文章の形に整えられるのって、やっぱりすごい。タイトルの『ねにもつタイプ』ってきっと、根っこに人とは違う何かを持ってる、って事なのかも。選び抜かれた言葉と妄想が爆発しているエッセイ。くせになる面白さ!2014/10/01

kei-zu

128
雑誌「ちくま」の連載のエッセイ、書籍化の第1弾。実は、この後に書籍化された「なんらかの事情」「ひみつのしつもん」を先に読んでいた、 本書を読み始めるがもったいなく(最後の1冊!)、「なんらか」「ひみつの」をそれぞれ読み返しましたよ(わかるでしょ)。 滑らかな語り口、奇妙な視点、意外な展開。ゆっくりゆっくり、もったいないと思いながら、読む。 ラジオの出演では、あんなに知的な話しぶりをされる著者が、どうしてこんなに不思議な世界を描けるのか。いやそれは知的であるから故か。2021/01/03

buchipanda3

124
エッセイ集。でも、およっ、これがエッセイ?!、と思わせられるほど奇妙で病み付きになる世界を味わえた。まるで掌編小説。最初のニグの話がいい。素朴で懐かしい。でもその後、素朴さはタガが外れていく。ドンブラコッコスッコッコ、リズミカルな言葉に踊らされ、空想、妄想、ただの勘違いの話にズルズルと。シュールなネガティブ思考がニヒルに鼻の穴を広げてふっと昇華されるような話。でもその感性は嫌いじゃない。ゴンズイ玉って嘘かと思ったよ。そんな虚実混合の世界が、クラフトエヴィング商會さんの追い打ちボケでいい感じで締め括られる。2021/02/14

オリックスバファローズ

120
講談社エッセイ賞受賞作品 郵便局で横入りしてきたおばさん相手に脳内で闘いを繰り広げたり、訳文に悩みつつも気が散っていく様を分刻みで実況したり、高校生の頃のパン屋さんと文通した思い出を綴ったり。脳内の妄想や記憶をテンポのよい文章で再現していて、きわめて冷静な筆致で綴られるところが、かえって笑いを誘う。 毎回ぐっとくるのは最後の一文。その一行が気の利いたオチになっているばかりでなく、全体をぐっと引き締めていて見事。どんなに空想を広げても決して遠い目のままでいるのでなく、きっと視点を見据えて終わるクールさがよい2019/05/24

ゆいまある

115
翻訳者によるエッセイ。記憶力が非常にいいが、場のルールを読むことが苦手で運動神経は低い。しばしばフラッシュバックに襲われ、それを根に持つと表現している。この人のWAISを私は取りたい。ほぼ作者の空想が綴られているのだが、たまにツボに入るものの、何故それを文章にして残そうとしたのか、よく分からない内容が大半だった。そういう私も子供の頃、人間に関心を示さず永遠に一人で遊んでいた為、周囲の大人を心配させていたと後年知る。更に記憶の欠損を空想で補完していることが多々あり、自分でも自分が信用できない。2022/09/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/568646
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。