内容説明
いま45歳前後の女性たちは、いわゆる「男女雇用機会均等法」第一世代。男女の別なく仕事や昇進の機会が与えられ、その上結婚も出産もと突っ走ってきた。すべて手に入れたはずなのに、壁にぶち当たっているのはなぜ?そんな女性たちの悩みは、皇太子妃雅子さまの苦しみと共通しているのではないか、という視点から書かれた問題提起の一冊。雅子さまの環境や周りの状況を分析し、一般女性たちも含めて「泣かないための7つの心得」をアドバイスする。その後の状況を解説した、文庫版長いあとがきを附す。
目次
序章 すべてはあの日から始まった―記者会見での突然の涙
第1章 仕事と恋愛―古くて新しい対立(結婚は結婚、キャリアはキャリア;「結婚より仕事」はまちがいか ほか)
第2章 結婚―取り組むべき三つの問題(夫問題―ほしいのは理解者か大黒柱か;実家問題―いつまで親は“味方”なのか ほか)
第3章 子ども―自由にならない存在(出産問題―産まないにしても産めないにしても;育児問題―育児にテストも資格もない)
終章 泣かないための七つの心得(二倍働き、優雅ではいられない;親の問題を引きずりすぎない ほか)
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
1960年北海道生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。帝塚山学院大学人間文化学部人間学科教授。豊富な臨床経験を活かして、現代人の心の問題を中心に、様々なメディアで発言を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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