ちくま文庫
読んで、「半七」!―半七捕物帳傑作選〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 471p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480425966
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

北村薫と宮部みゆきのベスト・オブ半七! パート1。
(2は、2009年6月刊行)

内容説明

捕物帳の元祖としていまでも高い人気を持つ「半七捕物帳」。そんな「半七」に目がない二人が、名作二十三篇を厳選、二冊にまとめました。「半七」の魅力が凝縮された傑作選、決めゼリフ続出の解説対談付。

著者等紹介

岡本綺堂[オカモトキドウ]
1872~1939年、東京芝高輪生まれ。新聞記者を経て、劇作家、小説家、劇評家。新歌舞伎運動の代表的作家として活躍。作品は、戯曲が「修禅寺物語」「番町皿屋敷」他。小説は「半七捕物帳」を始めとして、推理、怪談小説多数

北村薫[キタムラカオル]
1949年、埼玉生まれ。作家。89年、「空飛ぶ馬」でデビュー

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年、東京生まれ、作家。87年、「我らが隣人の犯罪」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おか

55
江戸時代のシャーロック ホームズ と言われる 半七さん!お久しぶりです^_^ 宮部さんと北村さんのチョイス 良いチョイスです。岡本綺堂さん むかーし昔読んだけど全く古くさくなっていません、そして 私はどうしても読んでいると 半七さんではなく 茂七さんが 頭に浮かぶ(笑)この短篇集は 江戸から明治に改元された時に歳をとった半七さんに昔語りとして紡がれた短篇集です。後書きの 宮部さんと北村さんの対談もとても面白かった。2019/08/10

GaGa

47
傑作選だけあって、面白い作品ばかり。「二」は果たして出るのだろうか(笑)一番好きな話は現代でもぞっとするような意味で通じる「槍突き」あとはホームズ作品のオマージュともいえる「奥女中」、怪談噺かと思ったら見事などんでん返しの「津の国屋」巻末で編者の北村薫氏と宮部みゆき氏が対談の中で各作品に突っ込みを入れているのが笑えた。2011/11/02

ちえ

39
良い、やっぱり半七は良い!定期的に読みたくなるから実家にも一セット、我が家にも一セットあって、今回、北村薫と宮部みゆきの選書という事でまた買ってしまったけど、二人の対談も共感するところがいっぱいだし、やっぱり半七は良い(〃^ー^〃)買って正解。2020/10/04

緋莢

20
岡本綺堂『半七捕物帳」。北村薫と宮部みゆきが、その中から十二篇を選び、収録しています。岡本綺堂や「半七捕物帳」名前を聞いた事はありますが、ちゃんと読んだことはないです(もしかしたら、アンソロジーに収録されているので読んでいるかもしれませんが)話の形式は、幕末にかけて江戸で活躍した岡っ引きの半七が、その時に自分が関わった 事件を明治時代に、新聞記者に聞かせるというもの(続く2018/10/03

Norico

19
宮部みゆきさんの時代もの読んでて、あとがきでおすすめされてた半七に手を出してみました。岡本綺堂って、怪談とか怖い印象だったけど、仄暗い感じが時代ものとはまるんですね。イメージと違い、怪奇的な話でも半七さんは理路整然とした推理しててそこも面白かった。北村さんと宮部さんの解説もよかだた。続きも読もう2021/11/10

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