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ちくま文庫
大相撲の経済学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 270p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480424280
  • NDC分類 788.1
  • Cコード C0133

内容説明

横綱はなぜ特別視されるのか?八百長疑惑はなぜなくならない?力士という職業の特異性から、大相撲というビジネスのしくみまで、経済学の視点で眺めてみると、角界の意外な(?)合理性が見えてくる。昨今の角界の不祥事を分析し、解決策を提示した「文庫版補章」も収録。

目次

大相撲を経済学の視点で眺めること
力士は会社人間
力士は能力給か
年寄株は年金証書
力士をやめたら何になる?
相撲部屋の経済学
いわゆる「八百長」について
一代年寄は損か得か
外国人力士の問題
横綱審議委員会の謎
特殊なチケット販売制度
角界の構造改革
大相撲から見る日本経済
最近の角界をめぐる動き

著者等紹介

中島隆信[ナカジマタカノブ]
1960年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。現在、慶應義塾大学商学部客員教授。商学博士。実証的な分析を行う一方で、従来の経済学ではなかなか扱われないできた事象を経済学で読み解く一連の仕事を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あらあらら

13
久しぶりに再読。 この後、稀勢の里の横綱昇進までモンゴル全盛時代になるのだが、モンゴル3横綱による優勝たらい回しをあばいてもらいたい。千秋楽がとてもつまらなかった時代2017/05/05

ドリチン

13
(図書館本)前々から友人からお薦めされてた本。うん、これはとても良かった。自分も大相撲と他のスポーツと比較した時に感じるモヤモヤを随分とスッキリさせられた。角界は確かに古い体質なんだろうけど、江戸時代から続く中でそれ相当の洗練された独特の合理的なシステムというのが出来上がっていて、一見不合理に見える風習や慣例などもそれなりに意味があるんだと知った(全てが良いわけじゃないけど)。そういうものを現代の常識と照らし合わせて批判するというのはナンセンスのようだ。著者の相撲に対する愛情も伝わってきて嬉しい。良書。2016/10/14

パーやん

1
あまり真剣に考えないで、相撲に詳しい経済学者の呟き...として読んだ方が良いでしょうね。スポーツとしてのハラハラ感を活かしつつ伝統的な文化を継承する興行として発展する為に角界には相撲を盛り上げる演出が要る。八百長は是とはしないが、全試合ガチでは今の力士の体格では負傷リスクが高過ぎる。対戦の妙味で各場所の流れを誘導する様な演出が必要。度々、俎上に登る品格問題についても、そもそも力士に品格が備わっている訳ではなく、引退後の年寄株を年金替わりに継承する業界構造が品格ある振る舞いのモチベーションになっていること。2018/06/28

いちはじめ

1
大相撲ファンの経済学者が専門知識を駆使して書いた本。世間一般から見ると不可解なことでも角界という特殊な世界では案外合理的なシステムだったりするという指摘は面白い。この文庫版が出た頃、相次いだ角界の不祥事にからめた提言もあり2008/03/17

石橋

0
再読。お金の面から土俵を見るとまた面白さが増す。みんな相撲を観に行くといいよ。2013/04/21

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