ちくま文庫<br> 人生の教科書 情報編集力をつける国語

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人生の教科書 情報編集力をつける国語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 362p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480423719
  • NDC分類 810
  • Cコード C0180

内容説明

国語は修身ではない。他人の気持ちを理解する読解力、自分の気持ちを伝える表現力、そうしたコミュニケーションツールとしての日本語力=情報編集力を鍛えるのが、国語の役割だ。本書は藤原和博の、そんな信念のもとに作られた実践的教科書。日本語使いの達人、重松清の現代小説指南と橋本治の古典読解で、国語力をアップ。

目次

第1章 重松清の『ワニとハブとひょうたん池』で、「表現法」をトレーニングする(自己紹介はドラマチックに;他人の気持ちを知る;比喩を使いこなす ほか)
第2章 重松清の『エイジ』で、「思考法」とトレーニングする(ものごとを立体的に組み立てる;“世間”に惑わされない;人間関係を図で表す ほか)
第3章 古典講座 日本語の文章はこうして生まれた!(男の文章と女の文章;「ひらがな」と「カタカナ」;「ふつうの日本語の文章」が登場する鎌倉時代は、日本文化の大転換期 ほか)
第4章 コミュニケーションの「わからなさ」について(乗り換え案内)

著者等紹介

藤原和博[フジハラカズヒロ]
1955年生まれ。杉並区立和田中学校校長。東京都で民間人初の公立中学校長

重松清[シゲマツキヨシ]
1963年生まれ。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、01年『ビタミンF』で直木賞を受賞

橋本治[ハシモトオサム]
1948年生まれ。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説、評論、エッセイ、古典現代語訳などで活躍。05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katsubek

21
ともかくも、話題がぎっしり詰まっていて、いろんな楽しみ方ができた。これで1年間、じっくり勉強ができるというほど、ホントにとても考えを深めることができる。下鴨神社の古本市で偶然見つけたのだが、いや~、儲けものだった。橋本治氏の古典についての話はまことに出色である。是非ともどこかで読んでほしいと思う本です。2022/11/10

aur0ra

3
誰だって自分の言葉で語りたい。愛情や怒りや悲しみを、なんとなくこんなものと、借りてきた言葉で割り切ってしまうことはすごく寂しい。安易な言葉遣いは、自分自身の存在を小さくしてしまう。大人になればなるほど、獲得した言葉は増えていく。でも、ほとんどが世界と自分を豊かにするためでなく、逆に簡素化してしまっている。どうせ、こんなものだろうと。こうやって割り切ってしまうことを世間では「大人になる」というのだろうか。そんな「大人になりきれない」大人たちが記した教科書。頭の固くなってしまった大人が読むべき。2010/09/02

nako*beary

2
重松清さんの作品を使いながら、情報編集力をつけるための国語の授業をどう展開させていくか、を書いた本。二項対立プラスワンで考えをひろげていく、という指摘が、一番ぐっときた。他のアイディアも使えそうです。2012/08/31

coppe

2
「ワープロ」で「1000字書評」を書く特別講座では、 とりあえず文章を書きだして後から構成を変更したり重複を省くといった文章表現を洗練させるプロセスが、具体例で示されていてわかりやすかった。2010/01/30

null

1
丁度言葉に濃度があったら私の言葉は薄いかもしれないと悩んでいた。同じ言葉でも毎日言われるのと一度だけ言われるのでは違う。単純に同じものを受け続けて鈍化しただけなのだけれど。言葉にすればするほど相手に伝わらなくなるのなら、気持ちを言語化し続けている私の言葉はいつか透明になって伝わらなくなるのだと怖かった。言語化は必要なことと、図らずもこの本に教えてもらえて少しだけ安心した。2013/02/01

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