ちくま文庫<br> 現人神の創作者たち〈下〉

個数:
  • ポイントキャンペーン

ちくま文庫
現人神の創作者たち〈下〉

  • 山本 七平【著】
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • 筑摩書房(2007/10発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 18pt
  • ウェブストアに7冊在庫がございます。(2024年04月28日 23時17分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480423696
  • NDC分類 121.04
  • Cコード C0123

内容説明

徳川幕府から天皇への平和的な「大政奉還」は世界史的に珍しい現象である。その原動力となったのは「慕夏思想」から転じた朱子学的理想主義だった。二重の「回心」はどのように進められたのか。下巻では、山崎闇斎と「崎門三傑」の理論を震源とした、幕末の歴史の見直し運動の特徴と影響を問題史的に検討し、そのプロセスを明らかにする。

目次

歴史への「共鳴・掘り起し現象」
聖人から極悪人へ
「輸入史観」適用の無理
源義朝は大悪人か
自ら権力を放棄した朝廷
「華」を目指す「夷」の優等生
歴史の過ちを正すという発想―大政奉還の預言
失徳・無能の天子・後醍醐天皇批判
天皇批判の逆効果
応用問題としての赤穂浪士論
現人神の育成者へ、そして明治維新へ

著者等紹介

山本七平[ヤマモトシチヘイ]
大正10(1921)‐平成3(1991)年。東京生まれ。青山学院高等商業部を卒業。昭和17年徴兵され、フィリピンで敗戦を迎える。収容所生活の後、22年復員。33年に山本書店を創立し、主に聖書学関係の本を出版する。昭和45(1970)年にイザヤ・ベンダサン名で出した『日本人とユダヤ人』が大ベストセラーになり、第2回大宅ノンフィクション賞を受賞。以後、自らの戦争体験や独自の日本人論をテーマに多数の著作を残す。その業績に基づき、56年、第29回菊池寛賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

CCC

4
タイトルから明治以降の話が中心だろうと思っていたけれど、江戸時代メイン、他も中世の話が多かった。そこから先は日本は変わってないから語るまでもないという事か。えー……。しかし現人神というよりは日本正統論の話だったなあ。2017/03/18

CraftsK

1
上巻に引き続いて(主に)江戸時代の文献を読めること前提でガンガン引用する展開。こりゃなかなか厳しいと思いきや、あとがきの後ろにある「日本の正統と理想主義」に内容がとてもわかりやすく纏まっているという、どんでん返し。ここ読むだけで良いんじゃないかというレベルの纏まりっぷり。それはさておき。江戸期でも今と変わらず空気を読むことは重要なポイントだったようで、空気を読んだ結果自分の首を絞めた幕府と、空気を読みつつ自分の考えを織り込み結果的に明治維新に繋がった論者という構図は興味深いところでございました2012/10/10

Mas Okada

0
山本七平渾身の作品。2度目の読了。2度読んでみて、作者の思いが少しは分かったような気がしました。2014/09/20

platoon

0
どこまで理解できたか心もとないのだが、奇妙な感覚。あおみどろの不定形なモノの種は江戸時代の朱子学にあるとのことだが、やっぱり拡張主義と外圧と閉塞感だろう2013/06/21

福耳

0
頑張って読んだ。2008/10/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18362
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。