内容説明
故郷をこよなく愛するとともに、世界各地の多様な風景・風俗を愛したチャペックは多くの旅行記を遺している。その巧妙でユーモラスな筆致は、深い人間愛と洞察を底に秘め、世界中に今もなおファンが多い。本書は中でも特に評価が高いイギリス滞在記で、1924年にペンクラブ大会参加と大英博覧会取材のため訪れたときのもの。チャペックの「イギリスびいき」ぶりがうかがえる名著。自筆イラスト多数。
目次
1 イングランド(第一印象;イギリスの公園 ほか)
2 スコットランドへの旅(エディンバラ;テイ湖 ほか)
3 北ウェールズとアイルランド(北ウェールズからの手紙;アイルランドについての手紙)
4 ふたたびイングランドで(ダートモア;港 ほか)
5 イギリス人のみなさんへ(イギリス人のみなさんへ―『デイリー・ヘラルド』紙のアンケートに応えて;イギリスでのラジオ放送用演説)
著者等紹介
チャペック,カレル[チャペック,カレル][Capek,Karel]
1890~1938。ジャーナリスト、エッセイスト、小説家、劇作家。ヨーロッパの小国チェコに生まれ、ナチスに対抗し、全体主義と闘った。その文筆活動は非常に多彩で、新語“ロボット”を世に広めたSF劇「R.U.R」、エッセイ『園芸家十二カ月』『ダーシェンカ』、童話『長い長いお医者さんの話』が特に有名
飯島周[イイジマイタル]
1930年長野県生まれ。跡見学園女子大学名誉教授。言語学専攻。97年木村彰一賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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新地学@児童書病発動中
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伊田林 浮刄