ちくま文庫<br> イギリスだより―カレル・チャペック旅行記コレクション

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ちくま文庫
イギリスだより―カレル・チャペック旅行記コレクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480422910
  • NDC分類 989.54
  • Cコード C0198

内容説明

故郷をこよなく愛するとともに、世界各地の多様な風景・風俗を愛したチャペックは多くの旅行記を遺している。その巧妙でユーモラスな筆致は、深い人間愛と洞察を底に秘め、世界中に今もなおファンが多い。本書は中でも特に評価が高いイギリス滞在記で、1924年にペンクラブ大会参加と大英博覧会取材のため訪れたときのもの。チャペックの「イギリスびいき」ぶりがうかがえる名著。自筆イラスト多数。

目次

1 イングランド(第一印象;イギリスの公園 ほか)
2 スコットランドへの旅(エディンバラ;テイ湖 ほか)
3 北ウェールズとアイルランド(北ウェールズからの手紙;アイルランドについての手紙)
4 ふたたびイングランドで(ダートモア;港 ほか)
5 イギリス人のみなさんへ(イギリス人のみなさんへ―『デイリー・ヘラルド』紙のアンケートに応えて;イギリスでのラジオ放送用演説)

著者等紹介

チャペック,カレル[チャペック,カレル][Capek,Karel]
1890~1938。ジャーナリスト、エッセイスト、小説家、劇作家。ヨーロッパの小国チェコに生まれ、ナチスに対抗し、全体主義と闘った。その文筆活動は非常に多彩で、新語“ロボット”を世に広めたSF劇「R.U.R」、エッセイ『園芸家十二カ月』『ダーシェンカ』、童話『長い長いお医者さんの話』が特に有名

飯島周[イイジマイタル]
1930年長野県生まれ。跡見学園女子大学名誉教授。言語学専攻。97年木村彰一賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

117
カレル・チャペックの1924年のイギリス旅行記。これは非常にお勧め。ユーモラスな筆致の中に社会批判を交えて、イギリス人とイギリス社会の本質を的確に描き出している。何よりも人間的な温かみが感じられるところが素晴らしく、チャペックが深い人間愛の持ち主だったことが分かった。私は特に「スコットランドへの旅」の部分が好きだった。旅情に溢れており、スコットランドの土地とそこで暮らす人々を詩情豊かに描いている。決してうまいとは言えないが、チャッペック自身によるイラストも味わい深くて、良かった。2016/07/23

kaze

15
カレル・チャペックがイギリスを旅行したのは、まだ大英帝国華やかなりし頃であったけれど、そこに描かれているイギリスのエッセンスは今でも変わらずあるように思う。ケント州の赤い屋根の家、植木ばさみを持った老紳士、自転車をこぐ少女。たしかに、これこそがイギリスだと、私も思う。イギリスと一口に言うけれど、やはりスコットランドやウェールズは別の国なのだなあ。2022/11/05

マサ

10
イギリスの街、人々、自然についてかなり辛口の記述が、ユーモアたっぷりの表現と特異な着眼点で語られる。著者がイギリスの特徴として取り上げている事柄をヨーロッパ諸国と対比しながら考察しているところが面白い。「島国」論は日本にも当てはまるような気がする。自筆のイラストがまた面白い。2019/06/30

qoop

6
著者の皮肉なユーモア溢れる筆致とイギリスの文物景色は良く似合う。戸惑いを含んだ高揚感にあふれ、時に感激、時に失望を伝えながら、それでも冷静さを備えた観察者の目。自国との差異を強調しながら英国滞在を楽しむ様子は微笑ましく、まさに旅行者の心地とはこれだな、と。挿画の魅力と相まって、時々開きたくなる一冊になりそう。文庫ではなくもっと大判で欲しいかも。2022/10/16

伊田林 浮刄

6
★☆☆☆☆事前の期待値上げすぎたおもんなかった2016/01/10

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