ちくま文庫
国家とメディア―事件の真相に迫る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480422750
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0136

内容説明

憲法「改正」。共謀罪。拉致報道。裁判の「迅速化」。日々、ファシズム化していくこの国の動向を、実力派ジャーナリストが豊富な取材経験から解明し、警鐘を鳴らす。『ダカーポ』『日刊ゲンダイ』の時評を収録。また、「NHK番組改変問題」での「政治介入」の決定的証拠をスクープし、日本中に衝撃を与えた重要レポート2本を収録。

目次

第1章 魚眼複眼―『日刊ゲンダイ』時評(検察庁という悪夢;支持者を侮蔑した郵政民営化PR;「共謀罪」のとんでもない狙い ほか)
第2章 NHK番組改変問題―『月刊現代』より(NHK番組改変劇「暗黒の五日間」;「政治介入」の決定的証拠―NHK vs.朝日新聞「番組改変」論争)
第3章 メディア時評―『ダカーポ』時評(『いったい、この国はどうなってしまったのか!』前書き;中坊公平氏の唱える「正義」の中身;おごるな、検察!―福岡地検次席検事の情報漏洩事件だけではない ほか)

著者等紹介

魚住昭[ウオズミアキラ]
1951年熊本県生まれ。’75年一橋大学法学部卒業後、共同通信社入社。司法記者として、主に東京地検特捜部、リクルート事件の取材にあたる。在職中、大本営参謀・瀬島龍三を描いた『沈黙のファイル』(共同通信社社会部編、新潮文庫)を著す。’96年退職後、フリージャーナリストとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Ikuto Nagura

2
沖縄戦での住民の悲惨な体験談を引いたあと、魚住は「戦後日本に誇るべきものがあるとすれば、それは戦争世代の痛切な体験に基づく絶対平和の理念しかない」と言い切る。私も祖父母から戦中の話を聞き、全く同じことを思い続けてきたし、それは多くの人にも共通した世界観だと思っている。ところが、それを変えようとする奴らがいつの間にか目立つようになった。本書が詳述するNHKの番組制作への安倍晋三らの不法介入もそんな一典型だ。つくづく思う、彼らも本音を言えばいいのに「日本再興のためには、軍事力を背景にした経済侵略が必要だ」と。2016/07/05

izumiumi

1
nosさんおすすめ/2010/08/18

Y.T

0
☆☆★2016/02/25

marumasaiioka

0
いわゆる新自由主義批判で、朝日新聞的正義の押し売り

チンズ

0
もし自分が反権力側の本をたくさん読んでいる。ということがデータから把握されているとしたら、、、何かあった時に正当な自分の権利を剥奪されてしまうのではないかという怖さを感じました。 一般庶民は大きい声の情報に振り回されてはいないか??と考えなくてはならないと思った。2019/09/12

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