内容説明
がんばって勉強しろ。がんばって働けと、僕らはずっと教えられてきた。でもそんな「向上心」なんてひとつも持たないままに、実に楽しく居心地よく毎日を過ごしている人たちがどれほど多いことか。「片づけないこと」「狭さをおそれないこと」「部屋を壊すこと」「洋服と住むこと」「部屋をギャラリーにすること」「風呂がなければ作ること」「そしてどこにも住まないこと」など50のテーマ別約300物件。
著者等紹介
都築響一[ツズキキョウイチ]
1956年東京生まれ。ポパイ、ブルータス誌の編集を経て、全102巻の現代美術全集『アート・ランダム』刊行。以来現代美術、建築、写真、デザイン等の分野での執筆・編集活動を続ける。93年『TOKYO STYLE』刊行。96年『ROAD‐SIDE JAPAN』を刊行、同書で第23回木村伊兵衛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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阿部義彦
11
下巻も舐める様に読みました。素敵な暮らしぶりに思わずうっとり?私と関連する2大テーマ「本と住むこと」「音楽と住むこと」ズームで背表紙まで隅から隅まで読みたいなあー、と思っちゃいますよね。結局 There is no place like home. なのですね。TOKYO STYLE から10年以上の間を置いて(この間にバブル崩壊があった)再び発表されたこの大冊そんなに暮らし方は変わってないのでまあ安心したような。結局蟹は自分の殻に似せて穴を掘ると言うことなのかな。猫が勝手に入ってくる部屋、憧れます。2016/02/20
ふろんた
10
文庫とは思えぬ重さと価格。そして中身はむさ苦しい。でも見入ってしまう。やたら裸の人が多いのはなぜ?2013/09/01
くろほ
6
ネット社会だの、グローバル社会だのと呼ばれる現代を生きてると、日本中均質化され誰も彼も似たような家に住み、同じような生活をしてるという錯覚に陥ることがある。この本には、そんな退屈や諦観を吹き飛ばすパワーが詰まっている。賃貸住宅を自分好みに改造する人、格安の部屋に住み、身の丈に合ってないブランドで身を包む人、定住しないため、不完全な部屋で暮らす人、土足で入らないと危険な部屋にしてしまった人たちで、この国は溢れているのだ。生きがいは家賃に比例しない。人間って面白いなぁ。2013/03/06
なつのおすすめあにめ
5
人の生活、やっぱおもしろ。2019/10/06
wknwkn
3
梅佳代おるやん!笑 ナイスな部屋だー。若手芸人の部屋とかもあり、誰なんだろう〜と妄想しながら読んだ。日本に住む外国人の部屋がオシャレだった。2017/06/28