目次
武者小路實篤篇(荒野;潔の日記;“『おめでたき人』”附録;「自己の為」及び其他について;挿畫に就てより;六號雜感より)
志賀直哉篇(有島壬生馬兄足下;濁つた頭;モデルの不服;日記より)
正親町公和篇(萬屋)
木下利玄篇(お京;女の人;山遊び;山の宿;短歌)
有島武郎篇(西方古傳;二つの道;も一度「二つの道」に就て;觀想録第十二卷より)
有島生馬篇(畫家ポール、セザンヌ;ボーヂユの森林;獸人)
里見〓(とん)篇(手紙;君と私と)
園池公致篇(鏡;遁走;驢馬)
日下〓(しん)篇(給仕の室)
長與善郎篇(亡き姉に;兎;改名のこと)
柳宗悦篇(革命の畫家)
郡虎彦篇(松山一家;夜潮のどよみ;製作について;鐵輪(改作))
“『白樺』創刊の辭”
“『白樺』六號記事”より(發刊に際して(記者數人)
編輯室にてより(明治四十三年九月號)
編輯室にてより(明治四十四年十月號 Y、M)
版畫展覽會(明治四十四年十一月號 記者)
ロダンの彫刻の來た事について(無車)
ロダン彫刻入京記(柳)
私信(志賀直哉))
新進作家論(赤木桁平)
自然主義前派の跳梁(生田長江)
最近思潮の一逆轉(生田長江)
所謂「自然主義前派」に就て(赤木桁平)
既に一轉機、到れり(和辻哲郎)
偏頗と黨派心(和辻哲郎)
解題(本多秋五)
年譜(紅野敏郎編)
參考文獻(紅野敏郎編)
感想・レビュー
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みなかみ
1
純文学の「白樺」の更に発行初期に執筆陣を集めた文学集。収録されている中の何冊かは別の本で読んでおり、有島壬生馬(生馬)氏が載っている本は少ないので手に取った。渡仏した位の人物なので覚悟はしていたが、仏語や当時流行の芸術を知識として下敷きにした方がより楽しめそうだなと思った。それに対し、弟の里見弴氏の文章の印象は、どことなく同じ白樺派の志賀直哉に似た部分があり、読みやすくするすると中に入ってくる。「君と私と」を読むと偶像崇拝に近い視点だった芥川氏と対称的な志賀氏について読めるので大変興味深かった。2018/01/23
ざらお
0
お目でたき人附録 給仕の室(7/28)2022/07/28
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