ちくま学芸文庫<br> 心はどこにあるのか

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ちくま学芸文庫
心はどこにあるのか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480097538
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0110

出版社内容情報

動物に心はあるか、ロボットは心をもつか、そもそも心はいかにして生まれたのか。いまだ解けないこの謎に、第一人者が真正面から挑む最良の入門書。

ダニエル・C・デネット[デネット,ダニエル・C]

土屋 俊[ツチヤ シュン]

内容説明

動物に心はあるか、機械は心をもちうるか、人間の心はどのように発達してきたか―古代から人々を魅了してきた、「心」をめぐるさまざまな謎。はたして、今日の哲学や科学はどこまでそれを解明できたのか。デネットは、認知科学や生物学など多種多様な学問の成果を精力的に取り込みつつ、研究の新局面を切り拓いてきた、現代を代表する哲学者である。一般向けの講義をもとにした本書で、彼は進化論的な着想にもとづき、心はどのように誕生し、発達を遂げたのかを明らかにしていく。いまだに解決困難な心の謎を、世界的権威がこのうえなく平明に解きほぐす、最良の入門書。

目次

1 さまざまな種類の心
2 そこに意識は存在するか
3 身体と心
4 心の進化論
5 思考の誕生
6 わたしたちの心、そしてさまざまな心

著者等紹介

デネット,ダニエル・C.[デネット,ダニエルC.] [Dennett,Daniel C.]
1942年生まれ。アメリカの哲学者。ハーヴァード大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号を取得。タフツ大学教授、同大学認知研究センター共同ディレクター。心の哲学の第一人者であり、認知科学者としても知られる

土屋俊[ツチヤシュン]
1952年生まれ。大学改革支援・学位授与機構研究開発部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

46
デネットにしては愚直な省察が展開されている。哲学者デネットへの、あるいは哲学とはいかなるものかを体験する上での入門書にふさわしい。  ロボットは心を持つか。ぬいぐるみに心がないのは明らか。でも、ぬいぐるみへの愛着は、まさに我が子かペットを愛玩するようでもある。ロボットに限らず、動物に心があるかを問う際には、注意すべき点がある。2019/09/27

buuupuuu

28
ある種のシステムは、環境の中で、何らかの目的を持って、自らの状態や振る舞いを調整する。ダーウィンが合目的性を自然化して以来、このようなシステムに神秘はなくなったと言える。デネットの戦略は、このようなシステムの中でも比較的単純なものから始めて、どのように複雑化させていけば人間のような高等なシステムへたどり着けるかを考えていくことである。時空的に遠隔なものの予測、対象の追跡、自他の認知状態の認知、具体的な状況から離れた一般的な思考。自らのあり方を反省して変えていけるシステムが、意識を持つシステムである。2023/12/01

izw

17
デネットも「神々の沈黙」の影響を受けたと知り、読みやすそうで適当に選んだ著作だが、「心はどこにあるのか」というのは魅力的な主題である。最初から断っているとおり、哲学者だから、哲学書の常として、答えを出そうとはせず、問題・疑問を明確するために、思考を巡らしている。講義録を元にしていて、注や参考文献参照が少なく、すらすらと読み進めることができるが、考察している内容が深い。デネットがマインズ・アイの共著者だったのは意外。2018/02/23

Gokkey

12
本書で言うところの「志向性」という言葉の解釈がキーになる。端的に言うと、著者の言う「志向性」と生物学の哲学で議論されている目的論的言明の区別ができなかった。読んでいくと成程思索のあちらこちらにドーキンスの影響が垣間見える。この自己複製子のいわば「延長された表現型」として意識を捉えているようだ。これは「志向性」という言葉が目的論的性格を帯びているのであれば、意識という形質も「~のために」進化した(≒存在する)という言明に成らざるを得なくなる。「ある」という事を述べる言明と「なぜ」あるのかは別で良いはずだ。2020/01/06

孤独な読書人

11
人間と動物の心がどう違うのか。体と心の関係性。進化の過程でどう心が変化したかなど。2017/11/15

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