ちくま学芸文庫<br> 間主観性の現象学 その方法

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ちくま学芸文庫
間主観性の現象学 その方法

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  • サイズ 文庫判/ページ数 552,/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480094483
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0110

出版社内容情報

主観や客観、観念論や唯物論を超えて「現象」そのものを解明したフッサール現象学の中心課題。現代哲学の大きな潮流「他者」論の成立を促す。本邦初訳。

内容説明

フッサール現象学の主要概念「間主観性」をめぐるテクストを精選。本邦初訳。これまでにない明解な訳文で、現象学への新たな扉が開かれる。

目次

第1部 還元と方法(現象学の根本問題;純粋心理学と現象学―間主観的還元;現象学的還元の思想についての考察;現象学的な根源の問題;『デカルト的省察』における間主観性の問題について)
第2部 感情移入(感情移入に関する古い草稿からの抜粋;感情移入 一九〇九年のテキストから;「感情移入」と「類比による転用」の概念にたいする批判;本来的な感情移入と非本来的な感情移入;「内的経験」としての感情移入―モナドは窓をもつ)
第3部 発生的現象学―本能・幼児・動物(脱構築による解釈としての幼児と動物への感情移入;他のエゴと間主観性における現象学的還元;構成的発生についての重要な考察;元初性への還元;静態的現象学と発生的現象学;世界と私たち―人間の環境世界と動物の環境世界;幼児―最初の感情移入)

著者等紹介

フッサール,エトムント[フッサール,エトムント][Husserl,Edmund]
1859‐1938。ドイツの哲学者。現象学を創始し、「厳密な学としての哲学」を構築する

浜渦辰二[ハマウズシンジ]
大阪大学教授

山口一郎[ヤマグチイチロウ]
東洋大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

∃.狂茶党

17
本書は草稿をまとめたものから、さらに整理したもの。 これまで読んできたフッサールに比べて、文章が読みやすいような気がする。 これは翻訳が優れているのではないだろうか。 内容的には相変わらず難しい、事前に『デカルト的省察』を読んでおいた方がいいかもしれない。 原注と訳注があり、原注には全集編集者からの注が含まれている。 面倒でも、いちいち注にあたったほうがいいかも。  (本文を読んで注は注として別個に読むのには向いてない)2024/01/13

鏡裕之

3
我思うゆえに我あり。デカルト以降、哲学は「我(自分)」をベースに展開してきた。他者(自分以外の他人)は入れてこなかった。初めて他者を導入したのが、フッサールである。自分の中に主観はあり、他者の中にも主観はある。にもかかわらず、なぜ理解し合えるのか。なぜ、客観が成立するのか。それを説明する超越論的枠組みとして考え出されたのが、間主観性である。その間主観性についての膨大な原稿から抜粋した、テキスト集が本書。個人的には『デカルト的省察』(岩波文庫)の方がまとまりがよく、読みやすい。2013/10/11

home alone

0
現象学のほぼ全部網羅されてる(あんま知らないけど)ぽい。ごちゃごちゃしてるけど、結論は単純。だと思う。現象学知りたくて原著読みたい人はいいんじゃない。この本を読んでも大して感動しない僕はへーゲリアンだと思った。2012/11/02

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