ちくま学芸文庫<br> くじけそうな時の臨床哲学クリニック

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ちくま学芸文庫
くじけそうな時の臨床哲学クリニック

  • 鷲田 清一【著】
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • 筑摩書房(2011/08発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480093943
  • NDC分類 104
  • Cコード C0110

出版社内容情報

やりたい仕事がみつからない、頑張っても報われない、味方がいない……。そんなあなたに寄り添いながら、一緒に考えてくれる哲学読み物。

内容説明

何をしたいのかわからない、自分はもっと評価されてしかるべき、恋人との関係がなかなか安定しない、結婚したいけれどライフスタイルを変えるつもりはない、親との確執が自分の人生を縛っている、パートナーはいるけれど他の異性ともつながりたい、ほんとうの友達がいない、自分の居場所がない…。そんな日常の鬱々とした気持ちに、鷲田先生がそっと寄り添って、いっしょに考えてくれる、哲学クリニック。古今東西の生きた言葉を手掛かりに、正しく悩んで、きちんと治す方法を処方します。

目次

第1章 生きがいが見つからない時に
第2章 いい恋愛ができない時に
第3章 ほんとうの友だちが欲しい時に
第4章 容姿が気になる時に
第5章 「家族」が重たい時に
対談 一〇年後の悩めるひとたちへ(鷲田清一;小沼純一)

著者等紹介

鷲田清一[ワシダキヨカズ]
1949年京都生まれ。77年京都大学大学院文学研究科(哲学)博士課程修了。関西大学文学部哲学科教授等を経て、大阪大学総長に。『分散する理性』『モードの迷宮』により、89年サントリー学芸賞受賞、『「聴く」ことの力』により、2000年桑原武夫学芸賞受賞、04年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くまさん

29
停滞が続いた。くじけそうな時ではなくてもこの本を手にとるときはたぶん弱っている。原題は『働く女性のための哲学クリニック』で、生きがいや出会いや異性間の友情、化粧や家族・介護の限界についてやさしく語られていく。もっとも飽きるのは「自分に対して」で、人生の転換期にあるとき「ひとは真の痛みを感じる」。いっしょに食べることが大切なのは、その人がどう味わうかを気にかけることが「思いやりの基礎の原型」だからという。はっとした。にしても「別の眼」をもつことは難しい。違うことを認め合い、なお親密でいる間柄を大切にしたい。2018/12/08

Gatsby

17
元の版が『働く女性のための哲学クリニック』というタイトルであっただけに、口語体でひらがなが多い本になっている。鷲田先生は対象と想定される読者が誰であるかによって、ずいぶん文章が変わる人である。基本的には幸せに生きるための心構えをワッシー流に表現した本。私は「希望の修正」という章が気に入った。「希望には編みなおすという途もある。というか、たえず自分の希望を編みなおし、気を取りなおして、別の途をさぐってゆくのが人生というものなのだろう」という言葉にいたく共感した。自分の人生もそうだったような気がする。2012/05/23

壱萬弐仟縁

13
E.F文庫。ひとは、生きながら、生きることの意味を考えないではいられない生きもの(008頁)。今年は生き延びる術に限界を感じている。どんな人生を送りたいのか、送りたかったのか。それらすらも見えない。しかし、われわれには読書があるではないか。他人の考えたこと、経験したことをチャージできる。参考にできる。人の生き方は何通りもある。それらの中から目標とか、理想を見出し、それに近いものを目指すというのもアリではないか。本書はいつも必要とはしない。必要な時はそんなに多くはないが、人によっては重い症状のときに利用を。2014/01/02

ソルト

9
仕事、恋愛、家族、みんな悩んでるんだ。大事なのは幸福の経験。自分がここにいるのは何の条件もつけずに誰かが世話をしてくれたから。小さな子供の時の記憶はないが、そういう幸福の実感があるから生きていけるのだ、と。看護師と老人のエピソードや電話中に筆記具があると落書きするのはどうしてか、など面白い話もいっぱい。この本買ったの忘れてた。2011年に出た本何冊かカバーがかかったまま出てきて。2011年頃私に何があったの?父が大きな手術を2度受けた。それだ。その頃は何故かナンプレとかクロスワードばっかりしてた。2016/05/24

またの名

8
「どんなからだの感覚でも快感が極まったあとは、くすぐったいか痛いかになり、もうそれ以上刺激してほしくなくなる」という賢者モード的観点からよく耳にする、快楽の満足は続かないので幸福じゃない論を展開。誰も彼も執着する王道コンテンツ恋愛の底には孤独を埋めて存在を承認してもらう欲求が見出されると語り、確かに承認欲求をインスタントに満たせる時代になって恋愛は不動のセンターの地位を危うくしてる。現代社会で挫けそうな時を巡る環境は本書刊行時とまた異なる展開に移り変わりつつも、根本のロジックを修正応用できない程でもない。2024/04/24

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