ちくま学芸文庫<br> クルーグマン教授の経済入門

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ちくま学芸文庫
クルーグマン教授の経済入門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 410p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480092151
  • NDC分類 331
  • Cコード C0133

内容説明

経済にとってほんとうに大事な問題は何?実は、生産性、所得分配、失業の3つだけ。じゃあなぜ、貿易赤字やインフレ、はたまたグローバル金融市場の狂乱が問題視されるの?―経済の根っこにある問題は何かをきっちり解き、世間を騒がす財政赤字・貿易戦略・通貨政策などなどをじっくり検証する。これを読めばもう、巷に溢れるインチキ議論や報道に惑わされない!ノーベル賞経済学者クルーグマンによる、これ以上やさしくは書けない決定版経済テキストにして、読んで楽しいエンターテインメント教養書。

目次

第1部 経済のよしあしの根っこんとこ
第2部 相も変わらぬ頭痛のタネ
第3部 政策問題
第4部 砂上の楼閣ファイナンス
第5部 アメリカの未来
番外編 日本がはまった罠(一九九八年)

著者等紹介

クルーグマン,ポール[クルーグマン,ポール][Krugman,Paul]
1953年生まれ。マサチューセッツ工科大学(MIT)でPh.D.を取得。イェール大学、MIT、スタンフォード大学などで教鞭をとる。現在プリンストン大学教授。82~83年、大統領経済諮問委員会委員。IMF、世銀、EC委員会のエコノミストも務める。91年、40歳以下の最も優れた経済学者に贈られるジョン・ベーツ・クラーク賞を受賞、2008年、ノーベル経済学賞を受賞した。著書多数

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学大学院修士課程修了。大手シンクタンクに開発コンサルタントとして勤務。同時に、経済、文化、コンピュータなど、幅広い分野で評論、執筆、翻訳活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

傘緑

21
「経済にとって大事なことというのは――つまりたくさんの人の生活水準を左右するものは――3つしかない。生産性、所得分配、失業、これだけ」「これ以上やさしくは書けない」と謳うアベノミクスの生みの親、クルーグマンによる経済テキスト。ずいぶんと前の本だが、山形浩生の注を参考にして固有名詞を入れ替えて時代背景をチューニングすれば、日本の現状にだいぶ重なる。原題は「期待しない時代(=不況)」、個人的にはもう少し題名でヘルメス的に遊んでいいんじゃないかな?「落ち込んだらこれを読め」なんか間違って買って得する人増えそうw2016/10/03

masabi

20
クルーグマン教授の軽妙な原文とそれに合った訳のお陰で、少なくとも分かった気にさせてくれる一冊だ。生産性、所得と分配、雇用と失業という基礎知識と1980年代までの経済政策の解説とその是非を扱う二部構成となっている。この頃はいかにインフレを退治するかが問題であり、日本のようにデフレからの脱却は想定外だったようである。補論にて、アベノミクスを先取りし、ようやく現実が追い付いたことになる。手元に置いて期間を空けて参照したい。2016/04/15

Miyako Hongo

18
作者はハリ・セルダンになりたかったノーベル賞経済学者ポール・クルーグマン。訳者はこのテの口語訳やらせたらピカ一の山形浩生。内容がやや古いのとアメリカ経済が題材なのがイマイチだけど、ド素人が経済の根っこの部分を知るには最適。読み物として面白い経済の本で、しかも本格。 □今ならとりあえず番外編の『日本がはまった罠』の解説として読むのがいいかも。アベノミクスがやろうとしてる事とか、世界中から「おっせーよ」と突っ込んまれた訳とか、政府の信用ないとこの政策ムリゲーだよねとか...考えるネタとして面白い本。2014/09/26

もよ

5
良書の例にもれず、古い本だが内容は古びていない。翻訳もよいです。経済の分野に米国にはこういう比較的まともな本があるけれども日本にはないのが残念。 例えば...「(グラフに関して)あんまりきれいな関係になってないって?うるせー、これは物理じゃねーの、経済なの。」ってのに笑いましたが、こういう風に分かること分からないことをきちんと整理しているのにとても好感が持てました。2021/03/31

ドクターK(仮)

5
中学生でも分かる平易な言葉で、現実に起きている様々な経済問題、経済政策などを解説していく。本書執筆当時(90年代)のクルーグマンは、現在よりも金融政策を重視し、財政政策についてはさほど力点を置いていないように見受けられるが、日本の大半のリフレ派とは違い、金融政策万能論、あるいは市場原理礼賛といった安易な立場はとらない。財政赤字や保護貿易なども、一般に言われているよりリスクは小さいと主張するあたりも、多くの主流派の経済学者とは一線を画している。それでいて、経済学の権威として君臨し続けているのはさすがである。2017/05/05

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