ちくま学芸文庫
漢詩の魅力

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  • サイズ 文庫判/ページ数 413p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480090164
  • NDC分類 921
  • Cコード C0195

内容説明

帰郷隠棲の詩、左遷挫折の詩、酒の詩、恋の詩、風狂の詩、傾国の美女を詠う詩、辺塞で戦を嘆く詩…。斯界の第一人者にしてNHKのテレビ・ラジオ講座でもお馴染みの著者が、陶淵明、李白、杜甫、白居易、杜牧など大詩人の人間像とその名詩名作の真髄に迫る、平明にして懇切な漢詩鑑賞読本の決定版。“吉野三絶”をはじめ、これだけは知っておきたい江戸期の代表的な日本漢詩を含む130首を収録。

目次

古典の中の人間像(陶淵明―理想化されたイメージ;李白―虚像と実像 ほか)
さまざまな詩の世界(樵父と漁父と牧童と―超俗世界の人々;隠者を尋ねて遇わず―山中の世界 ほか)
女性たちの境涯(西施と楊貴妃―傾国の佳人 ほか)
中国漢詩の旅(大唐の都長安―数々の史跡に古人を偲ぶ;三千年の古都洛陽―歳歳年年人同じからず ほか)
日本漢詩の特質(吉野と桜―風雅に発した詩心;芙蓉の雪―富士への率直な憧憬 ほか)

著者等紹介

石川忠久[イシカワタダヒサ]
1932年東京生まれ。東京大学中国文学科卒業。前二松學舎大学学長。桜美林大学名誉教授、二松學舎大学名誉教授。全国漢文教育学会会長、全日本漢詩連盟会長、(財)斯文会理事長。文学博士。漢文・漢詩の振興に力を尽くし、テレビ・ラジオ講座の講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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