内容説明
「心を科学的にきちんと理解するためには、物理学の大革命がどうしても必要なのです」(序文より)。『皇帝の新しい心』『心の影』で一躍脚光を浴びたイギリスの数理物理学者ロジャー・ペンローズ。量子重力という数学的真理に「脳に宿る心の本質」を究めようとするその世界観を、インタビュー、論文に、科学作家(物理)の竹内薫と脳科学者の茂木健一郎が詳細な解説を加え、立体的に解明する。量子力学こそが意識の成り立ちを解明するものだと主張する“量子脳”理論―世界中を巻き込むスリリングな論争の現場がここに。
目次
ツイスターとペンローズのプラトン的世界
ペンローズ・インタヴュー
ペンローズとの会遇
ペンローズ世界を理解するためのキーワード
意識は、マイクロチューブルにおける波動関数の収縮として起こる
ツイスター、心、脳―ペンローズ理論への招待
ペンローズ卿と一〇人のこびとたち
著者等紹介
ペンローズ,ロジャー[ペンローズ,ロジャー][Penrose,Roger]
1931年、イギリス、サセックス州コルチェスター生まれ。数学者、数理物理学者。1964年、S.ホーキングとブラックホールの特異点定理を証明、1972年、王立協会会員に選出、1973年、オックスフォード大学ラウズ・ボール教授職に就任、1994年にはナイトに。宇宙の構造モデルとして量子重力理論とツイスター理論を提唱、ペンローズタイルやペンローズの三角形を考案
竹内薫[タケウチカオル]
1960年生まれ。科学作家
茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年生まれ。脳科学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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