ちくま学芸文庫<br> フーコー・コレクション〈2〉文学・侵犯

個数:

ちくま学芸文庫
フーコー・コレクション〈2〉文学・侵犯

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年03月29日 21時12分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 457p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480089922
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0110

内容説明

「狂気」をめぐるフーコーの問題群は、文学の領域においても展開された。人間の“境界=極限”が、その言語活動において探られ、「作品」が生み出される地点へとまなざしが向けられていく。コレクション第2巻「文学・侵犯」は、「侵犯への序言」「言語の無限反復」「幻想の図書館」「外の思考」「作者とは何か」などを収録。「いつの日か試みねば」とフーコー自身語りつつ、大部な著作としてまとめられることのなかったテーマの論考を集めた本書は、「幻の書」ともいうべき一冊である。

目次

ルーセルにおける言うことと見ること
かくも残酷な知
侵犯への序言
言語の無限反復
夜明けの光を見張って
距たり・アスペクト・起源
幻想の図書館
アクタイオーンの散文
空間の言語
血を流す言葉
J=P・利シャールのマラルメ
書くことの義務
物語の背後にあるもの
外の思考
彼は二つの単語の間を泳ぐ人だった
アリアドネーは縊死した
作者とは何か

著者等紹介

フーコー,ミシェル[フーコー,ミシェル][Foucault,Michel]
1926年フランス・ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻、ヨーロッパ各国の病院・研究所で精神医学を研究する。1969年よりコレージュ・ド・フランス教授。1984年没

小林康夫[コバヤシヤスオ]
1950年生まれ。東京大学教授

石田英敬[イシダヒデタカ]
1953年生まれ。東京大学教授

松浦寿輝[マツウラヒサキ]
1954年生まれ。東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

子音はC 母音はA

5
「侵犯への序言」バタイユの(侵犯)という概念を神の存在という観点から解釈しカントの弁証法からニーチェの(神の死)の哲学を横断しながら矛盾に満ちた全体性を嘲笑う限界を導くのが侵犯だと断ずる。さらには、侵犯の概念を敷衍し20世紀の消費・過剰社会を捉えていく。粉飾的言語。「かくも残酷な知」を読む。残酷な知-声、仕草など全てを包括する言語を用い、主体と客体の転倒、身体への侵犯、存在の曖昧を図る知的ゲームの方法論がここには書かれている。文学作品(サドなど)を援用しながら言語の快楽を語る。この本の中で一番出色。2014/08/13

ラウリスタ~

2
フロベールのあたりの話は面白い。とはいえ、膨大な予備知識がないとこの話に全く付いていけないことはよく分かった。2012/12/31

∃.狂茶党

1
独立した文章の集まりですので、個々の感想は省きます。 オリジナルは編年だったのではないかと推測しますが、この本は一応テーマごとに編まれています。 (関連する文章が別の巻にあるのはオリジナルもなんだろうか?) 色々と、特に最後の作品では大きく、フーコーの考えが動くのですが、正直色んなジャンルを行き来しつつの、文学関係の文章たちであるのだから、編年で編まれた方が良かったんじゃないかと疑問を持ちつつ読了。 編者の解説という名の文章が、暴走気味で、正直引く。 2021/08/30

静かな生活

1
‪81点*実際のところ測定不能。羅列されている諸古典作品については全くの無知だが、とにかく形式的に作品を語るのをやめろ、ということか。侵犯というモチーフが秀逸。優れた表現形態はあらゆる境界線を無化するのだ。フーコーのこの超越論的な視線はその実践だということだろう。‬2020/02/16

Yuki

0
「侵犯」は、差延的であり、現代の否定神学の途を示唆するような概念に感じながら読みました。/海外文学に興味がなく、そのうえ、相変わらずの晦渋さ。頑張りました。2017/04/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5603
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。