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ちくま学芸文庫
不敬文学論序説

渡部 直己【著】
筑摩書房 (2006/02/10 出版)

349p / 15cm / A6判
ISBN: 9784480089632
NDC分類: 910.26

価格: ¥1,260 (税込)
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詳細

「何ものかを問題にするさいの鉄則は、その対象を具体的に描くことにある」。
この鉄則から見たとき、「天皇」は近現代小説において、その近傍からいかに描写されてきたのか、あるいはこなかったのか。
明治・大正・昭和・平成の天皇・皇族の姿を、作中人物として描く小説の系譜(天皇小説)を通し、現実の政治的・社会的な諸力と、小説との間に引き起こされた葛藤、軋轢、抵抗、妥協、共謀などのさまざまな様相をたどる。
「この国で小説を書く/読むとはいかなることか」という問いを要に、現代の文学風土になおも仄暗くわだかまるなにものかの正体を、可能な限り明瞭・直截な言説で提示し、渾身の力をもって刎出する。
青山真治氏による力作解説を収録。

序文 明治一五年=昭和三五年
第1章 不敬罪と小説
第2章 大逆事件と小説
第3章 民本主義とプロレタリア文学
第4章 戦後天皇小説の群れ
第5章 現代文学のなかの天皇
終章 黙説法の政治学
付論 今日の天皇小説

著者紹介

渡部直己[ワタナベナオミ]
1952年、東京生れ。早稲田大学大学院修士課程修了。近畿大学教授。文芸評論家。柄谷行人、蓮實重彦、ドゥルーズ、バルトらの強い影響を受け文芸批評家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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