ちくま学芸文庫<br> 入門経済思想史 世俗の思想家たち

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入門経済思想史 世俗の思想家たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 543p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480086655
  • NDC分類 331.2
  • Cコード C0133

内容説明

スミスにはじまりマルクス、ケインズ、シュンペーターと続く経済学の巨人たち。彼らが遺した経済思想とは、どんなものだったのだろうか。彼らはみな、経済的な分析技術の発明者というよりは、自分を取り巻く現実の経済社会と切り結び、人間の営みの本質を「ヴィジョン」として描こうとした「世俗の思想家」であった。―1953年の初版以来たびたび版を重ね、二十数カ国語に翻訳されて多くの学生を経済学へと誘ってきた名著の、最新第7版の翻訳。現実の経済の行方が不透明な今日、将来を見通すための最良の指針。

目次

第1章 前奏曲
第2章 経済の革命―市場システムの登場
第3章 アダム・スミスのすばらしい世界
第4章 マルサスとリカードの陰鬱な予感
第5章 ユートピア社会主義者たちの夢
第6章 マルクスが描き出した冷酷な体制
第7章 ヴィクトリア期の世界と経済学の異端
第8章 ソースタイン・ヴェブレンの描く野蛮な世界
第9章 J.M.ケインズが打ち出した異論
第10章 シュンペーターのヴィジョン
第11章 世俗の思想の終わり?

著者等紹介

ハイルブローナー,R.L[ハイルブローナー,R.L][Heilbroner,Robert L.]
1919年生まれ。ハーバード大学卒業。New School for Social Researchの大学院在学中に出版した『入門経済思想史』が大きな成功を収める。現在、同校教授

八木甫[ヤギハジメ]
37‐96年。元松坂大学教授

松原隆一郎[マツバラリュウイチロウ]
56年生。東京大学教授

浮田聡[ウキタサトル]
55年生。東京国際大学教授

奥井智之[オクイトモユキ]
58年生。亜細亜大学教授
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感想・レビュー

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獺祭魚の食客@鯨鯢

56
 経済学者たちが理詰めで物事を考える社会変革主義者でないことがわかります。アダム・スミス「道徳感情論」やケインズの株式を「美人投票」に例える論説など、一般人に寄りそう思索的・哲学的な人物であったことが窺えます。  近代主義の「合理的人間」は理念的な(理想上の)の架空的(擬制)な存在であり、人間は感情で行動しやすいことを見抜いていました。  考えてみれば株価も政権支持率も合理的に上下しません。周り煮影響されて株式を売り買いしますし、好き嫌いで選挙での投票行動をすることを経験則上知っています。

かんやん

28
市場経済が発達するまで、経済学者は存在し得なかった。需給のバランスを司る「見えざる手」は、市場原理がなければ、発見されないわけで。つまり、経済学は資本主義とともに発展してきたと言える。楽天的なアダム・スミスと人口増による食料難を心配する悲観的なマルサス。地主と資本家の利害対立を分析するリカード。資本主義の生み出す児童労働や貧困問題は、空想的(ユートピア)社会主義を生む。やがて「科学」を称して資本主義の終焉を予言するが、見事に外れる(マルクス)。テクノクラートの支配する世界(ヴェブレン)も来なかった。2020/07/15

よっしー

10
スミス、マルクス、ケインズやシュンペーターなど、経済学の大家の思想について。それぞれの考えだけでなく、人物像にも言及されているところが良かった。経済について堅苦しいイメージに留まることなく親しみが持て、確かに入門としては読みやすい内容となっている。2022/12/24

がっち

10
単なる伝記になっていないところがすばらしい。経済の流れが経済学者を通してまじまじとわかってくる。経済学者の思想がこのいまの社会にどのように応用できるのか、そして、どのような視点をもって行動しなければならないのか、知的好奇心をそそる本である。これはすばらしいので再読したい。2013/05/29

しんかい32

9
アダム・スミスから19世紀を経てケインズやシュンペーターに至るまでのさまざまな経済思想家たちを、メジャー・マイナーとりまぜて列伝風に描いた本。思想家それぞれの特徴がユーモラスに強調されていて読み飽きない。現在の経済状況を分析するとかにすぐに役立つような内容ではないと思うが、経済学というものに接するハードルをそうとう低くしてくれる。もちろん思想史的観点から読んでも得るものは多いだろう。文章もわかりやすい。2010/06/08

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