ちくま学芸文庫<br> 近代経済学の誕生―マーシャルからケインズへ

ちくま学芸文庫
近代経済学の誕生―マーシャルからケインズへ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 260,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480081544
  • NDC分類 331.7
  • Cコード C0133

内容説明

古典学派やマルクス経済学に対する近代経済学の特色は、経済現象を他の社会現象と切り離して考察することによって、その科学性を保証しようとしたところにあった。近代経済学が社会科学として自らを形成する課程を、マーシャルを中心に、ジェボンズ、ワルラス、シュムペーター、そしてケインズの諸理論との比較検討によって描く。

目次

第1部 古典派への反逆とその継承
第2部 社会主義への憧憬と反発
第3部 権威への反逆と執着

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

浅香山三郎

8
根井さんの本は『入門経済学の歴史』(ちくま新書)についで2冊目。副題は「マーシャルからケインズへ」とあるが、ほとんどマーシャルを論じる。経営者・労働者双方の生活水準向上に対する努力と協調に期待し、社会主義の理想には理解を示しながらも、それとは違ふ社会の安定を模索した仕事を概観する。数理経済学の要素が大きいのだが、その部分は難しいので余り理解できず。2023/03/22

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