出版社内容情報
医療に巣喰う利権の闇。情報統制、医学界の学閥、縦割り行政、731部隊人脈、……新型コロナ感染爆発はじめ感染症のウラで蠢く邪悪な構造を白日の下に暴く。
内容説明
救命か、金儲けか。新型コロナ感染爆発に際して露わになった、危機下における医療と政治のせめぎ合い。政官財学の構造的絡まりによる邪悪な「利権の闇」「見えない壁」が立ち現れ、救命のための公平な医療を阻む。明治・大正期の公衆衛生の草創期、「七三一部隊」にみる医学の暴走と悪用、戦後医療界に残った細菌戦人脈、官僚主義と隔離政策の誤謬、グローバル化する薬の特許とバイオテロ…。近現代日本とともにあった感染症のウラで蠢く黒い構造を、白日の下に暴く。
目次
第1章 新型ウイルスをめぐる権謀―政治主導(殺人ウイルスの猛威;空疎な「日本モデル」 ほか)
第2章 司令塔は官か民か―後藤新平と北里柴三郎の反逆―学閥(時代の激動期に感染症あり;学閥医学の萌芽 ほか)
第3章 「七三一部隊」は消えていない―医学の両義性(大衆の誕生と感染症の襲来;このマスクは「いつか来た道」 ほか)
第4章 差別の壁‐結核、ハンセン病患者のたたかい―官僚主義(偏見という敵;「信州の上医」の来歴 ほか)
第5章 利権か救命か‐特許、癒着、バイオテロ―グローバリズム(WHOの迷走;製薬利権の萌芽 ほか)
著者等紹介
山岡淳一郎[ヤマオカジュンイチロウ]
1959年愛媛県生まれ。ノンフィクション作家。時事番組の司会、コメンテーターも務める。一般社団法人デモクラシータイムス同人。東京富士大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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