出版社内容情報
就業人口の15%が平均年収186万円。この階級の人々はどのように生きているのか? 統計データをもとにその実態を明らかにする。就業人口の15%が平均年収186万円。この階級の人々はどのように生きているのか? 若年・中年、女性、高齢者とケースにあわせ、その実態を明らかにする。
橋本 健二[ハシモトケンジ]
著・文・その他
内容説明
非正規労働者のうち、パート主婦、専門・管理職以外の人々は、日本には約九三〇万人いる。その平均年収はわずか一八六万円で、その貧困率は高く、女性ではそれが五割に達している。いじめや不登校といった暗い子ども時代を送った人が多く、健康状態がよくないと自覚する人は四人に一人の割合である。これら「アンダークラス」に属する人びとを、若者・中年、女性、高齢者と、それぞれのケースにわけ、調査データをもとにその実態を明らかにする。今後の日本を見据えるうえで、避けては通れない現実がそこにある。
目次
序章 アンダークラスの登場
第1章 新しい階級社会の誕生
第2章 アンダークラスとは何か
第3章 現代日本のアンダークラス
第4章 絶望の国の絶望する若者たち―若年・中年アンダークラス男性の現実
第5章 アンダークラスの女たち―その軌跡と現実
第6章 「下流老人」が増えていく
第7章 「失業者・無業者」という隣人たち
第8章 アンダークラスと日本の未来
終章 「下」から日本が崩れていく
著者等紹介
橋本健二[ハシモトケンジ]
1959年生まれ。東京大学教育学部卒。東京大学大学院博士課程修了。静岡大学教員などを経て、早稲田大学人間科学学術院教授。専門は社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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