ちくま新書<br> ゆとり世代はなぜ転職をくり返すのか?―キャリア思考と自己責任の罠

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ゆとり世代はなぜ転職をくり返すのか?―キャリア思考と自己責任の罠

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480069825
  • NDC分類 366.21
  • Cコード C0236

出版社内容情報

いま、若者の転職が増えている。本書はゆとり世代の若者たちに綿密なインタビューを実施し、分析。また、彼らをさらなる転職へと煽る社会構造をあぶり出す!

内容説明

いま、「ゆとり世代」の若者の転職が増えている。自分らしいキャリアを模索して転職をくり返す人や、「ここではないどこかへ」と気軽に会社を渡り歩く人が増えているのだ。本書は、若者たちに綿密なインタビューを実施、分析し、転職するように彼らを煽る社会構造をあぶり出す。“意識高い系”の若者は何を考えて転職するのか?転職する若者が抱えるリスクとは?若者のキャリアに社会はどう向き合うべきか?同世代の社会学者として、人材会社社員として、若者のキャリアに向き合ってきた著者が回答を示す。上司の世代も当事者の世代も必読の一冊。

目次

はじめに―“自分らしいキャリア”って何?
第1章 若者の転職は問題なのか?
第2章 夢を追う“意識高い系”
第3章 漂流する“ここではないどこかへ系”
第4章 社会の思惑
第5章 自己責任の罠
第6章 キャリア面談は有効か?
第7章 社会が本当に取り組むべきこと
おわりに―もう一つの結論

著者等紹介

福島創太[フクシマソウタ]
1988年生まれ。教育社会学者。早稲田大学法学部卒業後、株式会社リクルートに入社。転職サイト「リクナビNEXT」の企画開発等に携わる。退社後、東京大学大学院教育学研究科修士課程比較教育社会学コースに入学し、修了。現在は株式会社教育と探求社で、中高生向けのキャリア教育プログラムの開発に従事しつつ、同大学院博士課程に在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

88
転職数回した自分に向けた本か?ゆとり世代転職の理解のための本か?その印象から手にした本。その印象そのまま読了。自分は意識高い系だと思う。働く意識を確立し、その意義を叶えられる職務がある場所を求め転職。それは、転職していない者とは働く意識が全く違う。そのとおり。これは、内面的意識を軸に自律的キャリア観を育んだ結果である。ナルホド。どこまでこれを社会が支援できるか?但し、内面的意識に偏ることなくというのが論旨。しかし、経験者の僕は、この件に関する社会支援は難しくないかとは思う。転職には向く人向かない人がいる。2017/12/12

きいち

37
「やりたいこと」を自ら選び作る過程で、社会の課題が見えなくなっていく。それはこの世代だけの話ではなく、置かれている環境や課題の違いで、多くの人びとに共通する問題なのではないか?「定年後」を読んだ直後だっただけにそう感じた。あの本もきっと、自らやりたいことを選ぶキャリア自律の本。◇世の中や環境をいったんは変えられないものとして取る行動と、不都合な世の中を変えるために考え動くことは、両立できるはず。そのスキルを持つ人は確かにこの世代のほうが多いかも。キャリアアドバイザーを有効に使えてるのはそういうことだろう。2017/11/15

matfalcon

27
転職する若者が抱えるリスクとは? 若者のキャリアに社会はどう向き合うべきか? ゆとり世代の若者たちに、同世代の社会学者が綿密なインタビューを実施、分析し、転職するように彼らを煽る社会構造をあぶり出す。2024/03/10

美甘子

10
【蔵】仕事柄読まずにはおられず。キャリア教育の意義的なまとめに集約されたなーと思ったら、筆者の研究が教育社会学でした。個人的には、社会的サポートの実現は、日本の長期的な財政を鑑みると難しいのかなと。文体の軽さにところどころ違和感はあったものの、この本の本質とは別のところだったにせよ、仕事へのギアを入れてもらったことは間違いない。2017/09/01

佐倉

8
就職活動の時、面接の度に『自分のやりたいこと』『動機』を問われることに僕は違和感を抱いていた。それは職に就いた後も同様で、というのはその問いに答えることで「自分で選んだんだろう」と自分を支配する名目に使われることが目に見えていたから。本書はこのやりがいとか自己決定、つまり自己責任論と職の流動性、そして社会の関係を論じている。正論に聞こえるがために言い返しにくい、あるいは正しいこととして社会に認められている自己決定だが、そうして自己決定した社会人たちを救済したり保障する制度は整っていない、という。2022/12/16

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