ちくま新書<br> カール・マルクス―「資本主義」と闘った社会思想家

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カール・マルクス―「資本主義」と闘った社会思想家

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480068897
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0230

出版社内容情報

カール・マルクスの理論は、今なお社会変革の最強の武器であり続けている。マルクスの実像に迫ることから、その思想の核心に迫る。

内容説明

マルクスの理論はさまざまな悪罵を投げつけられてきた。だが、カール・マルクスその人の理論は、今なお社会変革の最強の武器であり続けている。本書は最新の文献研究からカール・マルクスの実像に迫り、その思想の核心を明らかにする。これまで知られてこなかった晩期マルクスの経済学批判のアクチュアリティが、今ここに甦る!

目次

第1章 資本主義を問うに至るまで(1818~1848年)―初期マルクスの新しい唯物論(人間カール・マルクスの実像;多感な大学時代;文学から哲学へ ほか)
第2章 資本主義の見方を変える(1848~1867年)―マルクスの経済学批判(『資本論』の見方1―商品の秘密;『資本論』の見方2―貨幣の力の源泉;『資本論』の見方3―資本の力と賃労働という特殊な働き方 ほか)
第3章 資本主義とどう闘うか(1867~1883年)―晩期マルクスの物質代謝の思想(変化したマルクスのヴィジョン;改良闘争への高い評価;アソシエーションとしての共産主義社会 ほか)

著者等紹介

佐々木隆治[ササキリュウジ]
1974年生まれ。立教大学経済学部准教授。一橋大学社会学研究科博士課程修了、博士(社会学)。現在、MEGA(新マルクス・エンゲルス全集)の編集に携わり、『資本論』草稿や抜粋ノートの研究に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おたま

39
マルクス『資本論』に行く前の概説として読んでみた。第1章で、『資本論』までのマルクスの思想遍歴を、第2章が『資本論』の内容を、そして、第3章で晩期マルクスの到達点と現代社会の問題を取り上げていた。特に第2章の『資本論』の解説部分が非常に適切であった。『資本論』のエッセンスとでもいうべき諸概念(使用価値と価値、剰余価値、労働の形態的/実質的包摂、物象化、物神崇拝等)の解説とそれらの関係性によって運動している資本主義の存立構造がよくまとめられている。現代社会を読み解く上でも必要な論点が凝縮されている。2021/01/24

ころこ

37
2章でマルクスの考えた資本主義のメカニズムを説明していますが、今まで読んだ類書の中で最も簡潔に、かつ詳しく論じています。文字通りメカニカルな論述といえるでしょう。単に『資本論』を追っているだけでなく、価値、所有、交換などについて改めて考える機会を与えられました。なぜか著者だけがマルクスの言説を十分に理解し、他のマルクス研究者は全く理解できていないのではないかと印象付けてしまう不思議な読後感があります。いや~、凄い人見つけちゃったなと、ある種感動さえ覚えています。2020/10/28

kk

28
この歳にして初めて読むマルクス思想の入門書。コンパクトに手際良くまとめてもらってる感じで基本的にナイスなんだと思います。が、とにかく言葉の一つひとつが古いふるい、堅いかたい。『資本論』だの『共産党宣言』だの、何十年も前に定訳が出来てて、しかも何かとテーゼ的な要素が強いから、用語が大昔の言葉のままで熟してしまってて変えようがないのかな。もう少し新しく柔らかい言葉を工夫すれば、若い世代の人たちにも取っつきやすくなるんだろうに。傾聴に値する内容が語られていそうなだけに、なんだかちょっと勿体ないかも。2021/02/22

masawo

21
共産主義「ありき」ではなく、資本主義の成り立ちから問題点まで冷徹に分析し、変革を目指す「行動する思想家」としてのマルクス像を伝記的に描く。貪欲な研究により最後まで自らをアップデートし続けた姿が印象に残った。2020/11/26

樋口佳之

21
本書で伝えたいことは、たったひとつ、カール・マルクスの理論が現代社会の変革にとって最強の理論的武器であり続けているという事実/はじめにの最初の一文で衝動買いして衝動読み。/2章までは懐かしい気分で読みました。3章が私には刺激的。/物質代謝の思想を媒介とした晩期マルクスの変革構想の発展は、まさに労働者階級の同盟者の探求の帰結であった。マルクスは労働者階級の同盟者を三つの領域で見いだしたと言える2016/04/29

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