出版社内容情報
これからの世界を動かす思想として、いま最も注目されるプラグマティズム。アメリカにおける誕生から最新の研究動向まで、その全貌を明らかにする決定版入門書。
内容説明
一九世紀後半にパースが提唱し、ジェイムズが定義づけたプラグマティズムは、従来の西洋哲学の流れを大きく変えた。二〇世紀半ばにはクワインによって再生されたことで、今やアメリカ哲学の中心的存在となったその思想運動は、いかなる意味で革命的だったのか。プラグマティズム研究の日本における第一人者が、その本当の狙いと可能性を明らかにし、アメリカでの最新研究動向と「これからのプラグマティズム」を日本で初めて紹介。いま最も注目される哲学の全貌を明らかにする。
目次
序章 プラグマティズムとは何か(複数の誕生と再生;ジェイムズの考えた「プラグマティズムの意味」)
第1章 源流のプラグマティズム(パース;ジェイムズ;デューイ)
第2章 少し前のプラグマティズム(クワイン;ローティ;パトナム)
第3章 これからのプラグマティズム(ブランダム;マクベスとティエルスラン;ハークとミサック)
著者等紹介
伊藤邦武[イトウクニタケ]
1949年神奈川県生まれ。龍谷大学文学部教授。京都大学名誉教授。専攻は分析哲学・アメリカ哲学。京都大学大学院文学研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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