ちくま新書<br> 医療政策を問いなおす―国民皆保険の将来

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医療政策を問いなおす―国民皆保険の将来

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480068637
  • NDC分類 498.13
  • Cコード C0247

出版社内容情報

地域包括ケア、地域医療構想、診療報酬改定。2018年に大転換する日本の医療。その背景と動向を精細に分析し、採るべき医療政策の指針と道筋を示す。

内容説明

地域医療構想の策定や在宅医療・地域包括ケアの推進など医療制度改革が矢継ぎ早に進められている。そして2018年には、次期医療計画や医療費適正化計画の策定、改正国民健康保険法の施行、診療報酬と介護報酬の同時改定など、一連の改革が結節する。そうしたなかで、国民皆保険を堅持するために、今、我々は何をなすべきなのか。医療政策の理論と実務に通暁した著者は、国民皆保険の構造の考察や人口構造の変容の分析を行い、わが国の医療政策のあるべき方向性と道筋を明快に展望する。医療問題に関心をもつ人すべてにとって必読の1冊。

目次

序章 問題の所在
第1章 日本の国民皆保険の構造と意義
第2章 歴史から得られる教訓と示唆
第3章 近未来の人口構造の変容
第4章 人口構造の変容が医療制度に及ぼす影響
第5章 医療政策の理念・課題・手法
第6章 医療提供体制をめぐる課題と展望
第7章 医療保険制度をめぐる政策選択
終章 結論と課題

著者等紹介

島崎謙治[シマザキケンジ]
1954年生まれ。政策研究大学院大学教授。東京大学教養学部卒業後、厚生省(当時)入省。千葉大学法経学部助教授、厚生労働省保険局保険課長、国立社会保障・人口問題研究所副所長、東京大学大学院法学政治学研究科附属比較法政国際センター客員教授等を経て、2007年から現職。2013年から医療政策コースディレクター。博士(商学)。社会保障審議会専門委員。独立行政法人長野県立病院機構理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

19
経歴見てみたら元保険課長。どうりで厚労省寄りの主張な訳だ。リバタリアンからすると「国民皆保険を堅持する必要がある」という前提が疑わしい。2022/06/08

awe

8
元厚生系厚労官僚(元保険局保健課長)による政策提言の書。想像していた以上に濃い内容で非常に勉強になった。山のように論点が提示されており、むしろ新書というサイズはかなり窮屈な印象さえ受ける。◆これは『教養としての社会保障』でも触れられていたが、1960年代〜1970年代にかけて日本の国民皆保険が整備されていったのは、豊富な労働力供給や経済成長、医療人材の確保が容易であったことなど、好条件が揃っていたからである。逆に言えば、現在はこうした好条件は存在せず、制度としての国民皆保険は危機に瀕している。2023/06/25

hurosinki

8
医療制度の抱える課題、求められる政策を論じる。最近の国試に出てる地域医療構想、地域包括ケアが気になる人は6章冒頭を斜め読みするとよい。最近の政策(医師の働き方改革など)について知りたい方は著者の『日本の医療―制度と政策(増補改訂版)』を読むとよい。医療提供体制(デリバリー)に関わる政策は『医療供給政策の政策過程』に詳しい(大学図書館にある)。少子高齢化の影響に関する著者の危機意識が過剰と感じる人は、権丈氏の『ちょっと気になる社会保障』第1章を読んでバランスを取ると良いかもしれない(これも大学図書館にある)2021/11/18

おせきはん

7
人口減少と高齢化により、医療を必要とする人が増える一方で医療を支える人が減少する中、医療へのアクセスを保つためにどうすべきかを考える視点が提示されていました。地域での医療の分担は、今後、より真剣に考えていく必要があると感じました。一方で、費用対効果や患者の負担能力の問題もあり、混合診療解禁が単純な話ではないこともわかりました。2016/11/01

ヒナコ

5
日本の国民皆保険制度についての成立経緯から、制度の内容、そして、今後の展望までを概観した新書。 面白かったのは第二章で解説されていた、国民皆保険制度の成立過程のところだった。日本の医療保険の制度は、会社員などが加入する被用者保険を基準に、自営業などの人を国民健康保険としてカバーすることで成立したという過程や、その結果、あらゆる所得階層を含む医療保険制度になったことにより、アメリカのように民間の医療保険が参入する余地がなくなったという医療保険についての歴史的な部分については多くの学びがあった。→2021/03/01

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