出版社内容情報
臨床や実験など様々なイメージを持たれている心理学。それを「認知」「発達」「社会」の側面から整理しなおし、古典から最新研究までを解説したブックガイド。
内容説明
人間の心への興味はつきることはない。それらに答える心理学はジャンルも多岐にわたるため、何を読んで学べばよいか、迷う人も多い。そこで本書では、「生物としてのヒト」「個人的な人生を展望する存在としてのひと」「社会的な存在としての人」という三つの側面に着目して、それぞれの名著を一気に紹介する。加えて、それぞれの研究者の関わりが描かれているため、心理学の展開も理解できる。古典から最新の理論までを網羅する入門書!
目次
第1章 認知・行動領域―「ヒト」としての心理学(ジェームズ『心理学について』―近代心理学の土台となる思想;ルリヤ『偉大な記憶力の物語』―記憶力が良ければ幸せか ほか)
第2章 発達領域―「ひと」としての心理学(ビネ、シモン『知能の発達と評価』―教育のための適切な検査;フロイト『精神分析入門』―心理学と精神分析のつながり ほか)
第3章 社会領域―「人」としての心理学(フロム『自由からの逃走』―人間の本質とは何か;フランクル『夜と霧』―人生の意味を問いなおす ほか)
第4章 心理学の展開(ロフタス『目撃者の証言』―記憶はどこまで信用できるか;ヴァルシナー『新しい文化心理学の構築』―普遍と個別を架橋する概念としての文化 ほか)
著者等紹介
サトウタツヤ[サトウタツヤ]
1962年生まれ。東京都立大学人文学部卒業。同大学院博士課程退学。同大学助手、福島大学行政社会学部助教授を経て、立命館大学文学部教授/研究部長、立命館グローバルイノベーション研究機構副機構長。専門は応用社会心理学、心理学史。2016年4月より立命館大学総合心理学部でも教鞭をとる(予定)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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