出版社内容情報
一見複雑に思える金融のメカニズム。しかし、基礎の考え方さえ押さえておけば、実はすべてが腑に落ちる仕方で理解できる。知識ゼロから読めるファイナンス入門。
内容説明
お金を扱う技術―ファイナンス。たくさんの要素がからみあい、複雑な数式で記述されることが多いこの世界は、一見、非常に難解だ。しかし、「需要と供給」「金利のメカニズム」「ハイ・リスク、ハイ・リターン」などの基礎の考え方や「債券」「株式」などの本質を押さえておけば、すっきりと理解できるのだ。必要なことはすべて腑に落ちて、身につく。決定的入門書。
目次
序章 金融が分かるための基礎知識
第1章 金利とその動き
第2章 債券と信用リスク
第3章 外国為替と金利
第4章 株式の機能とその値段
第5章 リスクとリターン
著者等紹介
永野良佑[ナガノリョウスケ]
1967年愛知県生まれ。一橋大学経済学部を卒業後、外資系の金融機関を中心に金融商品の開発に携わる。現在は金融アナリストとして、執筆、講演活動の傍ら、通信教育教材の開発など金融教育にも高い関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六
3
円高、円安とか、株式会社の成り立ちとか、かなり初歩の話がわかりやすく解説してある。多少あやふやな部分がしっくりわかる。基礎の基礎といったところ。2011/11/30
セディ
2
経済の基礎がわかる。基本を押さえた感じで資産運用という感じではなかった。2012/01/26
ねええちゃんvol.2
1
★★★★★ 20代では遅い。10代の若者に読んでほしい本。損をしないための指南書。外国為替市場のしくみ。国ごとに債券の金利がちがう仕組み。つまるところ「世の中にうまい話はない」ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターン。お金持ちほどお金を殖やしやすい(余剰資金が多いから)。1枚300円の宝くじの期待値は150円、カジノや宝くじは「儲かるかもしれない」という「夢」にお金を払っている。2023/10/26
Lambda
1
たしかに入門向け それなりの人ならすでに知っている2022/04/17
そうめん
1
20代から、とタイトルにありますが、書いてあることはすごく単純なことです。小・中学生でも理解できると思います。しかし、金融は単純なものだとあとがきで著者が述べています。第5章では「同じこと何回言うねん!」と読んでて思っちゃいました。学びがあったのは、「お金持ちでないとお金を増やせない」ことです。本当に儲けたければハイリスク・ハイリターンしか手段がなく、それができるのは自由に使えるお金を沢山持つお金持ちしか無理だと言うことです。うまい話は無い、これもまた当たり前です2021/03/29