ちくま新書<br> 公務員革命―彼らの“やる気”が地域社会を変える

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ちくま新書
公務員革命―彼らの“やる気”が地域社会を変える

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480066329
  • NDC分類 318.3
  • Cコード C0231

出版社内容情報

地域社会が元気かどうかは、公務員の??やる気?≠ノかかっている! 彼らをバッシングするのではなく、積極性を引き出し、官民一丸ですすめる地域再生を考える。

内容説明

財政難にあえぐ地方自治体。住民サービスの質を維持するためには、公務員が受け身の姿勢ではままならない。これからの時代、地域社会が元気であるかどうかは、すべて公務員の“やる気”にかかっている。その数およそ三五〇万人。この巨大な人的資源を活用するためには、いたずらにバッシングするのではなく、彼らのモチベーションを改善して積極性を引き出すべきだ。本書では、財源も役職も不要の、「スーパー地方公務員」の育て方を考え、地域社会が豊かになる方途を描く。

目次

第1章 “やる気”を奪った「ポピュリズム型」公務員改革(水面下でむしばまれる“やる気”;管理主義のワナ)
第2章 “やる気”に火をつけるものは何か?(やる気の天井;モチベーションの質が問われる時代に ほか)
第3章 「公僕」から「主役」へ(僕のやる気と、主のやる気;「超やる気」の源は“自律”“承認”“夢” ほか)
第4章 「外部資源」活用で、やる気の天井を破れ!(外部資源で動機づけるという戦略;役所の外でも認められる機会を ほか)

著者等紹介

太田肇[オオタハジメ]
1954年生まれ。日本の経営学者。専門は組織論。神戸大学大学院経営学研究科修了。京都大学経済学博士。現在、同志社大学政策学部教授。個人を尊重する組織論者として知られ、個の視点から組織や社会について幅広く発言している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かばお

8
きっとこの筆者もスーパー公務員だったんだろうなあ。公務員のやる気の高め方を国内外の公務員事情に目を向けながら提言する。読後感は1時間程度の公演を聞いたという印象。新社会人の自分にはちょっと早い内容だったと思う。まずは型を覚えることから始めないと。『県庁そろそろクビですか?』にもあったとおり、前例をまずは徹底的に学ぶ。前例は必要や理由があるから生み出され残っているのだから、まずはそれを身につけようっていう話を思い出した。3年たったぐらいから読み直そう。ところで、筆者は天下りはどう捉えているんだろう。2017/05/21

オザマチ

8
公務員のモチベーションなんて、正直考えたこともなかった。反省しなきゃ。2014/03/05

okanotomokazu

6
人が積極的になるにはどうすれば良いか。「憧れ」と「成功体験」が必要である。憧れは夢と言い換えても良い。そして、成功体験とは承認と言い換えても良い。 著者は、公務員がやる気になるために、承認が必要だと主張する。市民からの承認が最も公務員をモチベートする。 マスコミから公務員がたたかれるようになって久しい。一部の悪い公務員をマスコミがたたき、市民の目線が厳しくなる。この循環を断ち切らなければ、良い公務員が育たない。 そのためには、公務員が名前を出し、良い仕事には市民からの承認が得られるような仕組みが必要だ。2012/09/01

まる@珈琲読書

6
★★★☆☆ ■感想:公務員へのマネジメント手法の適用についての提案が書かれている。公務員と言わずうちの会社にもこういう考え方を取り入れてもらいたいと感じた。中途半端な成果主義はやる気をそぐだけだと思う。働き甲斐がある会社をつくると宣っている経営者、労組の人たちに読んでもらいたい。 ■学び:超やる気の源は、自立・承認・夢2012/04/13

おらひらお

5
2011年初版。公務員バッシングが公務員のやる気をかなり削いでいることを指摘し、昇給以外の方法でやる気ほ引き出す方法を提示したものです。とりあえず、成果主義は公務員には合わないですね。多くの人に読んでもらいたい一冊ですね。2013/09/18

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