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ちくま新書
野球道

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480066152
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

出版社内容情報

小さな大エース、桑田真澄。合理的な思考で野球界の因襲を打破してきた彼が提唱する新しい「野球道」とは何か? 球界のあり方を日米野球史の大家と語り尽くす。

内容説明

小さな大エース、桑田真澄。決して恵まれた体でないにもかかわらず長く活躍できた陰には、卓越した理論と不断の努力があった。少年野球からプロ野球まで、旧弊なしきたりに立ち向かい、いかに合理的・効率的な練習を追求してきたか。大学院で野球の研究論文まで執筆した探究心の根源には何があるのか―長年にわたり日米の野球史を研究し、球界の堕落に警鐘を鳴らしてきた作家・佐山和夫が、野球人・桑田真澄の成功の秘訣と、その背景にある独自の「野球道」の精神に迫る。

目次

第1章 野球人生を振り返って(いまは野球人生の「五回裏」が終わったところ;作家・佐山和夫と野球人・桑田真澄の出会い ほか)
第2章 ベースボールと「野球道」(野球選手のセカンドライフ;ベースボールとは違う日本の「純正野球道」 ほか)
第3章 指導者は意識改革せよ(練習量は多ければいいわけじゃない;「三角形の頂点でボールを捕れ」のおかしさ ほか)
第4章 魅惑のプレーヤー伝説(伝説の球児・桑田真澄がまっすぐカーブしか投げなかった理由;サチェル・ペイジとジョン・ギブソン ほか)
第5章 野球の未来のために(四球のルールは変えるべき;ホームランで二周すれば二点だった ほか)

著者等紹介

桑田真澄[クワタマスミ]
1968年生まれ。PL学園、読売ジャイアンツ、ピッツバーグ・パイレーツを経て、現在野球解説者。早稲田大学大学院修了も話題となる

佐山和夫[サヤマカズオ]
1936年生まれ。ノンフィクション作家。慶應義塾大学文学部卒業。日米の野球史に詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

showgunn

15
桑田は流石に言うことが理路整然としていて話が面白いのだが狭山というおっさんがまぁひどいもので日本の野球には高潔な精神がある、それに比べ大リーグは薬物まみれで卑怯なプレーが横行しており日本の野球の精神を学ばなくてはいけない、と終始この調子で贔屓の引き倒しというか、本当にそうなのかよ、と疑念を抱かざるを得ない。 実際に見たことがないであろうサチェル・ペイジのことをやたらと持ち上げ史上最高の投手だなどと言ってるのも何かおかしい。 野球の四つのベースは春夏秋冬を表していると言うに至ってはもう絶句するしかなかった。2016/09/05

kera1019

4
身体のケアの方法から、練習法、心の持ち方や切り替え法など、必ずしも身体が大きくなく自分なりの練習方を考えて実践してきた桑田選手だからこそ従来の「根性野球」とは違う「野球道」を築けたのだと思います。先人に学び「野球道」とはすなわち人の道だと、球団のあり方や球界の未来、さらには社会的なありようまで、人間形成のため「野球道」が社会にどう貢献できるか、桑田さんの活動に学ぶ部分は沢山ありました。2014/08/14

ZEPPELIN

4
巨人ファンではないけれど、この人は好きだった。ストレートのインハイとアウトローの出し入れだけで甲子園予選を勝ち抜き、その甲子園で握り損ないからカーブを習得し、打撃練習ほとんどなしでホームランを打つなんて、あなたしか出来ませんわ!と言えなくもない。また、ダウンじゃなくてアッパースイングが正解だとか、野球界の常識とされるところに切り込んでいくあたり、古田さんと共通の目線を感じる。どこの誰か分からない老人ではなく、こういう人にコミッショナーとなって野球界を変えて頂きたいと心の底から思う2014/04/09

May

4
スポーツマンシップの対義語がゲームズマンシップっていうのを初めて知りました。 それにしても…佐山氏の発言は先入観や決め打ちが多いような気がしました(笑)2013/07/18

anken99

3
かつてのKKの相方がこのような状況にあるなか、もう一方のKの著作を手に取る。野球研究の世界の大家との鼎談は、なんとも奥深い。早稲田大学大学院の論文が評価され首席で卒業しただけあって、こちらのKの知識、そして独特の野球感に次第に引き込まれていく。巨人軍は高橋が監督になってしまったが、やはりアマチュア野球を含めてグローバルな視野を持つKにこそ、監督をやってもらい、新しい時代の野球というものを見てみたい。2016/03/01

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