内容説明
近年における社会のデジタル化の進展はめざましいものがある。ソーシャルメディアの普及、多様な電子端末の登場、電子書籍への移行…。こうした急激な変化の前に、創作者の権利、すなわち著作権のあり方も再考を迫られている。著作物の複製・改変・送信が一般化し、アナログ時代の法体系では対応しきれない状況にあるのだ。著作権をめぐり、今何が変わり、何が問題となっているのか。われわれはどんな点を心得ておかなければならないのか。基本的な仕組みから明快に説き起こす。
目次
序章 なぜ、今、著作権なのか
第1章 著作権が保護するもの
第2章 ゆらぐ著作権―その歴史と現代の課題
第3章 技術と法律のいたちごっこ―間接侵害について
第4章 ハリウッドが著作権の世界を動かす
第5章 科学の世界と著作権
第6章 柔軟な著作権制度へ―フェア・ユースとクリエイティブ・コモンズ
終章 これからの著作権制度で考えること
著者等紹介
野口祐子[ノグチユウコ]
1996年東京大学法学部卒業。1998年4月弁護士登録(東京弁護士会所属)。アメリカ合衆国スタンフォード・ロー・スクール修士課程(J.S.M.)及び博士課程(J.S.D.)修了。現在、森・濱田松本法律事務所パートナー弁護士、NPO法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン常務理事、国立情報学研究所客員准教授。専門は著作権、特許などの知的財産法、国際紛争解決、国際取引など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
Haruka Fukuhara
リョウ
のの
///