ちくま新書
日本の賃金―年功序列賃金と成果主義賃金のゆくえ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480064578
  • NDC分類 366.4
  • Cコード C0234

内容説明

長引く不況下で多くの企業により導入された「成果主義賃金」。米国流のこの制度は数々の深刻な問題を引き起こし激しい批判にさらされた。だが他方で、賃金水準の低い海外企業との競争に勝ち抜かねばならない日本企業が、従来の「年功序列賃金」を再び採用することもまた非現実的なプランだ。では、私たちがとるべき進路はどこにあるのか。本書では、日本の賃金制度が、時代の変遷とともにどのような推移をたどったのかを明快に分析し、「高付加価値経営」実現のための組織・人材づくりに最適な、日本型「能力・成果主義」を提案する。

目次

1 日本の賃金の歴史
2 日本の賃金が抱えている問題点は何か
3 日本の企業に望ましい賃金制度とは
4 基本給は今後どう変わるのか
5 諸手当の整理・縮小は今後も進む一方か
6 賞与の格差は今後いっそう広がるのか
7 退職金制度は将来どうなるか

著者等紹介

竹内裕[タケウチユタカ]
1963年、神戸商科大学卒業。財団法人日本生産性本部(現・社会経済生産性本部)経営コンサルタントとして、人事・賃金制度の設計、中長期経営計画策定、管理者の教育研修に携わったのち独立。現在、株式会社ヒューマンウェア研究所代表取締役パートナーコンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

199
当時は成果主義が問題視されて揺り戻しの時期だったな。もはや年功序列は不可能なレベルの社会情勢の中から給与体系って難しいもんだな。2020/11/21

根室

2
・成果主義は手直しされるべきだけど、年功序列型に戻るわけにはいかない ・社員のモチベーションを維持しつつ、人件費を節約できる賃金の仕組みは2011/07/24

kakaka@灯れ松明の火

2
会社の賃金体系について、全く知らなかったことがわかりました。職能給、職務給は見たことがあっても、実際の中身を知らなかったのだなと・・・2009/03/08

モモイロチッチ

1
賃金体系について素人にわかりやすく説明した本。人が人を評価する成果主義によるストレス増大とモチベーション向上をどう相容れるか、ですかね・・・。2010/01/29

ポッキー

1
基礎知識がない人にも分かりやすく理解できる優秀な本2009/01/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/434479
  • ご注意事項