• ポイントキャンペーン

ちくま新書
公立学校の底力

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480064479
  • NDC分類 374
  • Cコード C0237

内容説明

公立学校をめぐる世間の見方は依然厳しく、また政治経済両面からの影響においても逆風のなかにある。けれども、全国を見渡せばそのイメージを覆す学校が存在するのもまた事実。本書ではその中でも特に元気にあふれた一二の学校に光を当て、教師たちの取り組み、地域とのかかわり合い、そして生徒たちの息づかいをあたたかい目でレポートし、さらには“力のある学校”をつくるためには何が必要なのかを考察する。公立学校のよさを再認識させてくれる書である。

目次

逆風のなかの公立学校
教育コミュニティづくり―金川小学校(福岡県)
教師が育つ―布忍小学校(大阪府)
「鍛える」学校文化―細河小学校(大阪府)
ちがいを力に―東部小学校(静岡県)
現場の底力―大庄北中学校(兵庫県)
志のある学校―聖篭中学校(新潟県)
効果のある学校―寝屋川第四中学校(大阪府)
「みんな」でつくる―豊川中学校(大阪府)
子どもが育つ―野市中学校(高知県)
伝統と革新―松原第三中学校(大阪府)
多文化共生の学校づくり―長吉高校(大阪府)
ともに学び、ともに育つ―松原高校(大阪府)
「力のある学校」をつくる

著者等紹介

志水宏吉[シミズコウキチ]
1959年兵庫県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。東京大学教育学部助教授を経て、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専攻は、学校臨床学、教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マイ

5
「教育は、買ったり選んだりするものではなく、一緒に作っていくもの」今は、教育を完成された商品として見てしまっている所があるような気がする。一緒に作っていく姿勢は確かに大切だと思う。色々な学校の事例からは、1人のヒーローが学校を変えていく姿ではなく、皆で力を合わせて学校を良くしていこうとする姿が見えた。2017/03/19

こと

4
今進路に悩んでいる自分にとって、とても意義のある本だった。文体は平易だが、どことなく専門的で難しく感じてしまう。しかし読んでみると、筆者の見てきた現場の様子がありありと伝わってきて、現在求められる教育、求められる教職員像について考えることができた。 同和教育、人権教育に尽力し成果をおさめた学校が中心的なテーマであった。2019/03/07

竹生

1
自分の考えを形成するきっかけとなった。 今まで自分がやってきたことは良かったとはいえないけど無意味ではなかったかもしれない。2019/09/15

おとむさん

1
「たまたま同じ場に居合わせたものが共に作っていく場」としての公立学校、という考え方に共感。学校が直面する諸問題を「処理的」に扱うのではなく「研究的」に扱うことの大切さに気付かされた。2011/10/09

Humbaba

1
子どもを良い環境におこうとすれば,私立学校を目指すという風潮が強まってきている.しかし,すべての公立高校に問題があるというわけではない.公立高校でもそれぞれの学校の特色をだそうとして,多くの取り組みが行われている.2010/06/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/59764
  • ご注意事項