ちくま新書
ウェブ時代の暗号―ネットセキュリティの挑戦

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 201,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480064028
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0204

内容説明

秘密をどう伝えるか。秘匿をどうやって見破るか。この攻防は有史以来、「暗号」という舞台で繰り広げられてきた。その構図は今も変わらない。主戦場はインターネット上に移り、暗号の研究者と、解読を企てるハッカーとの間で夜を日に継いだ闘いが続いている。クレジット決済、ネット・バンキングなどが一般化した現在、暗号技術を駆使したウェブ・セキュリティは、あらゆる企業にとって不可避の課題となった。本書では、暗号を可能にする理論や仕組みを解説し、現代の暗号社会の核心に迫る。

目次

第1章 暗号は何に使われているのか(職場パソコンからの恋愛メールにご用心;さらに高度になった従業員監視技術 ほか)
第2章 暗号と暗号化(暗号化;暗号化の種類 ほか)
第3章 ネットワーク社会と暗号(インターネットは危険がいっぱい;電子メール ほか)
第4章 暗号解読と攻撃法(暗号解読;暗号攻撃方法 ほか)

著者等紹介

熊谷直樹[クマガイナオキ]
1950年兵庫県生まれ。米国SoftwareMagazineの日本語版ニューズレターの編集長を務めると同時に、IT関連の書籍やマニュアルライティングといった執筆活動を行う。現在は、企業情報システム導入コンサルタント、企業WEBサイト構築コンサルタント、マーケティングコンサルタントなど、著述業だけでなく、コンサルタントとしての活動の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kakaka@灯れ松明の火

2
おっ!知ってる!と読み始めるものの、つっこんだ話になると・・・f^^;電子認証あたりは、紙に書き出したくなりました。「第4章 暗号解読と攻撃法」が興味深かったです。2010/03/22

nekobara

2
俺は面白かったがなぁ〜2008/04/29

tsu55

0
暗号技術が進化すればそれを解読しようとする「暗号攻撃法」も進化する。 いたちごっこだ。 RSA暗号は、インターネットでも広く利用されている暗号で、桁数が大きい合成数の素因数分解問題が困難であることを安全性の根拠とした公開鍵暗号の一つだそうだ。 しかし、量子コンピュータという究極の処理速度をもつコンピュータが実現すると従来のコンピュータが200億年ほどかけても解けないような因数分解でも数分で解けてしまうという。 なんだか私のような凡人が想像できる領域を超えた状況になりつつあるらしい。

羽やすみ

0
ITのセキュリティ分野でよく見かけるワードがたくさん出ております. そのワードの暗号(ADFGX暗号,ビジュネル暗号,RSA暗号,etc...)の 説明があります. かなり個人的な感想ですが,RSA暗号はモジュロの世界で, 成り立っているというコトが分かったので満足しました. 2012/08/17

psi_x

0
ウェブ時代においてその人がその人であると証明するのは難しいことなんだなと思った。2010/12/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/451885
  • ご注意事項