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ちくま新書
わかりあう対話10のルール

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480063694
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0295

出版社内容情報

どれだけ言葉を尽くしても話合いに誤解や衝突は付き物だ。だが最低限のルールを学ぶだけで不毛な対話も格段に生産的になる。生きた事例を素材にその技法を伝授!

内容説明

充分に理を尽くして説明しているのに相手が頑として納得してくれない。上司の理不尽な物言いに反論したいのだが、いつも勢いに気圧され言い負かされてしまう。…対話という営みには常にこうしたもどかしさが付きまとう。他人とのコミュニケーションを上手に運ぶコツや、不毛な議論を生産的に改めるスキルはないものだろうか。本書では、そのためのルールを、豊富な対話例を素材に紹介する。なにげない日常会話からシリアスな討論まで、人との語らい方が根底から変わる一冊。

目次

基礎編 君は「論証」を知っているか(論証について考える;主張と根拠について改めて考える;論拠という考え方―経験的事実だけで理由が成立すると思えるのはなぜか;理論語と観察語;対話の検証―ミニマムルールで対話を読み解く;推論について考える)
応用編 わかりあうためのルール、教えます(対話がこじれるときの五大要素―解消ルールを身につける;解消ルールを応用する―小学校から英語教育を導入するべきか;対話の再構成の心構え―寛容の原理と協調の原理;対話の再構成を試みる)
実践編 ダメな対話を修復してみよう(対話再構成問題―履修漏れ事件)

著者等紹介

福澤一吉[フクザワカズヨシ]
1950年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了。1982年Northwestern University Ph.D.現在、早稲田大学文学学術院教授。専門は、言語病理学、認知神経心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるわか

2
論証は「根拠A、だから結論B、なぜなら論拠C」という形で完成する、論証のミニマムルール①主張が述べる場合はそれを支持する根拠を述べること②論拠を問われたら明示すること③根拠はできるだけ経験的事実であること④理論語を明確にすること⑤相手の質問に答えること、論証の基礎知識を寛容の原理や協調の原理と組み合わせ対話する2009/03/30

Kentaro

1
人間同士がわかり合うというのは、共感することであるという立場に立つと、このロジカルな手法は浅薄に映るだろう。 日本ではわかり合うことの本質は、以心伝心であり、暗黙の了解であるという文化的心性が残っているからである。 ただしこれは、言語を越えた暗黙知的要素が高く、スキルとして伝承できない。故に著者は、スキルとして伝承するためにロジカルなわかり合えるためのルールを作り出したという感じです。 共感という観点では読んでも納得感が得にくいので、わかり合うことが簡単にロジックだけでは再現できないことを痛感します。2018/08/13

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