内容説明
世の大半の企業は、戦略と戦術を混同している。成長第一で事業を拡大したのに何の利益も出なかった、という企業が少なくない。見せかけの「戦略」が、企業の存続を危うくする。目指すべきは、長期で見た利益を最大化することである。それを実現する戦略はマニュアル化になじまず、突き詰めれば人に宿る。現実のデータと事例を数多く紹介し、腹の底から分かる実践的戦略論を説く本書は、ビジネスパーソン必読の書である。
目次
第1章 誤信(いつでも誰でも戦略?;何が何でも成長戦略?;戦略はサイエンス系?)
第2章 核心(立地;構え;均整)
第3章 所在(戦略は部課長が考えろ?;我が社には戦略がない?;戦略は観と経験と度胸!)
第4章 人材(企業は人選により戦略を選ぶ;傑物は気質と手口で人を選ぶ;人事は実績と知識で人を選ぶ)
第5章 修練(文系学生に送るメッセージ;中堅社員に送るメッセージ;幹部社員に送るメッセージ)
著者等紹介
三品和広[ミシナカズヒロ]
1959年愛知県生まれ。82年一橋大学商学部卒業。84年同大学大学院商学研究科修士課程修了。89年ハーバード大学文理大学院博士課程修了。ハーバード大学ビジネススクール助教授等を経て、神戸大学大学院経営学研究科教授。専攻は経営戦略。『戦略不全の論理―慢性的な低収益の病からどう抜け出すか』(東洋経済新報社)で第45回エコノミスト賞、第21回組織学会賞(高宮賞)、第5回日経BP・BizTech図書賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kiyoshi Utsugi
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