出版社内容情報
各種の伝統文化、宗教活動、さらには障害者などの「弱者」などについて「うまいしくみ」を作るには、「経済学」を使うのが一番だ! 社会を見る目が一変する本。
内容説明
経済学は、「なんでもカネで考える」非人間的な学問なのか?否。これこそは、人間が人間らしく生きるために欲望をいちばんうまく活用する方法を見つけ出す、きわめて応用範囲の広い思考ツールなのである。本書では、従来、経済学のテーマとしてはあまり取り上げられてこなかった、各種の「伝統文化」、「宗教活動」、さらには障害者などの「弱者」について、その奥に潜む合理性の仕組みを明らかにする。具体的な「問題解決」に役立ち、多くの人が幸せになれる世の中を作る「道具としての経済学」入門書。
目次
第1章 経済学的思考のススメ(社会現象への感受性;モラルという価値判断に頼りすぎていないか ほか)
第2章 伝統文化、その生き残りの秘密(廃れる文化、生き残る文化;「道」とは何か ほか)
第3章 宗教も経済活動だ(信仰というサービス;信仰に対する需要 ほか)
第4章 世の中に「弱者」はいない(弱者とは誰のことか;弱者はつくられる ほか)
第5章 経済学は懐の深い学問(欲望と経済学;技術進歩 ほか)
著者等紹介
中島隆信[ナカジマタカノブ]
1960年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。慶應義塾大学商学部教授。商学博士。実証的な分析を行う一方で、従来の経済学ではなかなか扱われないできた事象を経済学で読み解く一連の仕事を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ドリチン
えちぜんや よーた
void
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Tsuku