ちくま新書
感染症は世界史を動かす

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  • サイズ 新書判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480062864
  • NDC分類 493.8
  • Cコード C0220

出版社内容情報

最大の脅威=新型インフルエンザにどう対処すべきか。ハンセン病、ペスト、梅毒、結核、スペイン風邪など人類に壊滅的な打撃を与えた感染症の歴史を通して考える。

内容説明

微小な細菌やウイルスなどの病原体が、そのときの政治や社会に与えた影響について、私たちの認識はどこかあやふやである。たとえば中世ヨーロッパに壊滅的な打撃を与えたペストについても、なぜ始まり、どのように終わったかについて、はっきりした結論が得られているわけではない。では、人類はその見えない恐怖にどう対処して来たのだろうか。そして、目の前の最大の脅威=新型インフルエンザとは何か。ハンセン病、ペスト、梅毒、結核、スペインかぜなど、人類史を大きく動かした感染症の歴史から、新型インフルエンザの脅威とその対策を考える。

目次

第1章 聖書に描かれた感染症
第2章 「黒死病」はくり返す?
第3章 ルネッサンスが梅毒を生んだ
第4章 公衆衛生の誕生
第5章 産業革命と結核
第6章 新型インフルエンザの脅威
第7章 二一世紀の疾病

著者等紹介

岡田晴恵[オカダハルエ]
1963年生まれ。共立薬科大学薬学部大学院修士課程卒業。順天堂大学医学部大学院博士課程中退。医学博士。専門は感染免疫学、ワクチン学。現在は国立感染症研究所ウイルス第三部研究員。その間、マールブルク大学ウイルス学研究所に留学する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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