ちくま新書
野口英世の生きかた

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  • サイズ 新書判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480062055
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0223

内容説明

子供向け偉人伝で圧倒的な人気を誇る野口英世。一方でその放蕩ぶりや借金癖が極端な形でクローズアップされたこともあったが、どちらも英世の持つ一面であり、その人物像は、なかなか語りつくすことができない。本書では、英世の波乱に満ちた生涯を振り返ると同時に、かかわりあったまわりの人々をとりこにしてやまなかった英世の人間的魅力に迫る。英世の生きかたは、現代に生きるわれわれが忘れかけている何かを思い出させてくれるだろう。

目次

第1章 英世の原風景を歩く
第2章 志を得ざれば再び此地を踏まず
第3章 偉人伝に載らなかった英世
第4章 東洋のモンキー
第5章 シンデレラボーイ
第6章 アクラに死す
第7章 今よみがえる野口英世

著者等紹介

星亮一[ホシリョウイチ]
1935年仙台市生まれ。東北大学文学部卒業。福島民報記者、福島中央テレビ報道制作局長を経て文筆業。北東文芸協会を主宰。2002年日本大学大学院総合社会情報研究科修士課程修了。取材の眼はいつも歴史と人間に向けられている。著書に『奥羽越列藩同盟』(1996年度福島民報出版文化賞受賞)ほか多数
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

清作

4
野口英世に関する本は以前読んだことがあったので特段新しい発見は無かったが、不断の努力や負けじ魂・大いなる野心によって細菌学における数々の業績を残したことや、晩年の乗り越えられなかった挫折の儚さを改めて思い知った。また、当時の高等小学校の試験問題について僅かに触れられていたが、現在の並みの大学の受験問題よりも難しいのではないかと思った。           これから野口英世について知りたいという人にお薦め。2011/12/17

RY

3
不思議と縁がなく、野口英世について読んだのはこれが初めてでした。幼少期の火傷で不自由な左手、貧しい出でままならないお金の問題、浪費癖、借金癖と数多くの困難を乗り越えて医学者として世界に名を知らしめる存在となった凄みを存分に感じさせてくれる一冊。困難の一部は身から出た錆と思われなくもありませんが、医学に対する姿勢、頑張りは一本気で徹底したもので、畏敬の念を抱きました。2015/04/28

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