内容説明
「金融」と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?〈危ない銀行〉、〈株は危険〉、〈不良債権〉でしょうか。金融は目に見えないインサイダーの世界。わからないのも無理はありません。そこで本書は、金融とは何か、金融の奥深い世界を理解するために必要な知識を徹底的にわかりやすく記述することに努めました。本書を読めば、金融をつらぬく普遍的なメカニズムを理解することができます。学生、サラリーマンに必携の書。情報の非対称性、テイラー・ルール、税効果会計、RTGSなど最新のトピックも収載。
目次
第1章 おカネとは何か
第2章 金融仲介のメカニズム
第3章 リスクと情報生産
第4章 信用創造のメカニズム
第5章 貨幣需要と金融政策
第6章 企業金融と資金調達
第7章 不良債権を考える
第8章 新しい金融行政
著者等紹介
中北徹[ナカキタトオル]
1951年生まれ。一橋大学経済学部およびケンブリッジ大学の両大学院修了。現在、東洋大学教授・大学院経済学研究科長。日本銀行国際局アドバイザーのほか、NGO金融イノベーション会議の理事としても活動。金融論、国際経済学、産業組織論が専攻。主な著書に『世界標準の形成と戦略』(日本国際問題研究所、日本規格協会標準化文献賞受賞)など多数
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
91
金融論の入門書で大学の講義を再編集したもののようです。今の大学生には少し難しいような気がします。逆に結構内容的には歯ごたえがあっていい本であるという気がします。ただ初めて学ぶにしては程度が高い気がしています。あともう少し決済について触れてほしい気がしました。2015/11/21
佐島楓
33
金融論とマクロ経済学を同時受講したほうが良いことがわかった。頑張ろう。2016/07/01
Ryosuke Tanaka
3
急いで読んだが特に前半はかなり解りやすかった。銀行におじゃまする前に読んでおいて良かった。2015/08/28
遊ぶ
2
はじめて学ぶと題し、著者もわかりやすく書いた、とあるがまだまだずぶの初心者にはわかりにくい内容である。2015/10/25
ふるかわ
1
ちょい古いけど専門外なので勉強になりました。2023/01/31