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ちくま新書
謎とき「日本」誕生

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480059741
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0221

内容説明

これまで日本の古代史は、専門家と素人が入り乱れてさまざまな議論が交わされてきた。ところが近年、年輪年代法の開発や相次ぐ考古学上の新発見などにより、その輪郭が鮮明になりつつある。邪馬台国の位置や倭国の実態とその全体像、「日本」という国号の誕生や「天皇」号が定着するまでのプロセスなどは、どこまで解明されたのだろうか。最新の研究成果をふまえ、古代日本史の迷宮に挑む。

目次

第1章 国号「日本」はいつ始まったのか(「日本」という国号のおこりをさぐる;これまでの諸説を検討する ほか)
第2章 「大化改新」は本当にあったのか(大化改新は「なかった」?;実在の証拠 ほか)
第3章 「天皇」はなぜ登場したのか(五世紀までは「王」だった;日本はなぜ冊封体制からはなれたか ほか)
第4章 王朝交替はあったのか(継体新王朝はあったか;五世紀に「二つの王系」はあったか ほか)
第5章 倭国の登場はいつか(大和朝廷の成立は三世紀中ごろ;大和朝廷成立の背景 ほか)

著者等紹介

高森明勅[タカモリアキノリ]
昭和32年岡山県生まれ。国学院大学文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得。専攻は神道学・日本古代史。現在、国学院大学および麗沢大学講師。皇位継承儀礼の研究から出発し、古代史上の重要テーマや古典研究に取り組む。日本史全体への関心を持ち続け、現代の問題にも発言する。「新しい歴史教科書をつくる会」理事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

百式改(公論サポーター東海)

1
日本の国柄は闘争ではなく合議だと言う事が根底にあるのだろう。旧石器時代から途切れなく続いていると言う事が証明されたら悠久のロマンだなぁ。2017/03/28

結城あすか

1
日本国号の制定を具体的な年数を出して確定させたり、「天皇」と「王」の間の時期に「帝王」と名乗っていたとかいうことを、あたかもそういう記録があるかのようにまことしやかに語っていたりしているのが、なんか胡散臭いにょ。ただ、従来の古代史では「天皇」が確立する前の称号は「大王」だったと常識のように語られてるけど、「大王」はあくまで臣民側からの尊称であって、称号は単に「王」であると切って捨ててるのはなかなかだにょ。2002/12/24

Primavera

0
結局、教科書通りの記述が正しいと実証したかったのかと思ってしまうほど、異説を挙げては否定と言うパターンが多すぎる。国として未熟であった時代には、考えられないようなことがあって当然ではないのかなぁ。さまざまな意見、考えがあっていいと思うのだけれど。「倭」が「日本」という名称になったのは、偶然という以外には考えられないんじゃないかな、と自分なりの結論。2012/05/06

しいかあ

0
書き方が厭らしい。中国のことをわざわざシナって書いたりするし。基本的には自説の開陳が中心なんだけど、そのために他の人の説を引っ張ってきてはメッタ斬りにしたりと無駄に攻撃的でなんだか読んでてつかれた。自分に都合のいい資料ばかりを集めて来ている可能性もあるから、十分疑って掛からないとだろうなあ。最後の古墳の話だけは、物証中心の議論が展開されてたから、そこそこ信用できそうだけど。2010/07/04

たぬき

0
なんかだらだら2009/09/21

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