内容説明
市場原理主義とアメリカ陰謀論が飛び交うばかりで、依然として不良債権から抜け出せない日本は、いまやIMF管理の可能性をもささやかれつつある。世界を劇的に変えたグローバリズムの功罪を検証し、日本型システムの可能性について考える。
目次
第1章 九・一一以降の世界(世界は変わったのか?;アメリカ自爆テロからアフガニスタン戦争まで ほか)
第2章 グローバリズムの勝者と敗者(金融グローバリズムの席巻;文化のグローバリゼーション ほか)
第3章 バンコク・コネクション(バンコクの光と影;アジア的クローニー性について ほか)
第4章 日本の落日は避けられるか?(人と文化の落日;過小資本問題 ほか)
著者等紹介
中尾茂夫[ナカオシゲオ]
1954年長崎生まれ。現在、大阪市立大学経済研究所教授。経済学博士
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