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ちくま新書
企業年金の未来―401kと日本経済の変革

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480058812
  • NDC分類 366.46
  • Cコード C0233

内容説明

高齢化・少子化を背景に、公的年金制度がゆきづまりつつある。長引く不況による低金利のなか、企業年金も運用難に陥っている。これを大きく変えるのが「確定拠出年金(日本版401k)」である。本書ではこの確定拠出年金が、労働移動や税制、国際会計基準の問題から、株式や投資信託などの家計における資産の運用に至るまで、日本の経済社会システム全般に関わる大きなテーマであることを概説し、今後の企業・サラリーマンおよび日本経済の未来を展望する。

目次

序章 なぜ確定拠出型の企業年金が必要なのか
第1章 企業年金改革はどのような経緯をたどってきたのか
第2章 日本的慣行の変革をうながす企業年金改革
第3章 米国の401(k)プランとはどういうものか
第4章 金融変革と確定拠出年金
第5章 企業年金の将来

著者等紹介

中北徹[ナカキタトオル]
1951年愛知県生まれ。一橋大学経済学部卒。同大学および英国ケンブリッジ大学大学院博士課程修了。外務省、通産省を経て、現在、東洋大学経済学部教授・国際経済学科長。専攻は国際経済学、産業組織論、金融論。国際的視野に立って日本経済をとらえる視点は鋭く的確である。著書に『なぜ市場開放が必要なのか』(共著、三田出版会)、『消費者の時代』(編著、日本評論社)、『銀行業の再生』(日本経済新聞社)、『世界標準の時代』(東洋経済新報社)、『国際経済学入門』(ちくま新書)、『日本銀行・市場化時代の選択』(PHP新書)、『グローバル・スタンダードと国際会計基準』(共著、経済法令研究会)ほか
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

27
中途退職をした場合の企業年金はどうなるのか、成長がかつかつの場合、これからの年金制度はどうなってゆくのか。難しい部分もあったけれど、これからは働く側本位の年金制度を作っていかないと仕事内容の魅力だけでは企業を維持していくのは困難だと思った。2014/10/05

晴れ女のMoeco

6
確定拠出年金制度が、日本で導入される前の段階での話。古いと侮るなかれ、過去の経緯を知ると今の制度の理解が深まる。税制の絡みなど。アメリカの確定拠出年金との比較(あちらは途中、災害等のやむを得ない事由で引き出せるとか)でも、理解が深まる。 私は確定給付年金なんてとっととやめて、確定拠出年金に移りなよ!と思うが。この本が書かれた頃より今のほうがずっと金融商品が充実しているから、自己責任で運用しなって思えるんだろうなぁ。 企業年金という、ニッチな分野に興味がある人には超おすすめの一冊。2024/02/11

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